ポルトガルの勝利と独立の象徴
- 5.0
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by sanaboさん(女性)
バターリャ クチコミ:2件
バターリャはリスボンから北西に約120キロの小さな町で、『バターリャ』とはポルトガル語で『戦い』を意味します。
1385年にポルトガルの王位継承を巡る隣国カスティーリャとの戦いに奇跡的に勝利し、ポルトガルの独立を死守したジョアン1世により、聖母マリアに感謝を捧げるため、修道院建設が開始されました。
正式名称は「勝利の聖母マリア修道院 "Mosteirode Santa Maria da Vitoria"」で、ポルトガルの勝利と独立の象徴です。
7人の王と15人の建築家に引き継がれた修道院建設は16世紀半ばに中断され、天井が未完成のままで終わった『未完の礼拝堂』からは、空を仰ぐことができます。
壮大で華麗な建物はポルトガルにおける後期ゴシック建築の傑作で、マヌエル様式やフランボワイアン様式、ルネサンス様式などの融合が見られ、1983年に世界遺産登録されました。
修道院付属教会は入場無料ですが、ポルトガルでも1、2の規模を誇り、ステンドグラスを通した光が教会内部や内陣のキリストの磔刑像を色とりどりに染める様子はとても美しくて神秘的です。
教会に入ってすぐ右手の(創設者である)ジョアン1世と家族が眠る『創設者の礼拝堂』は装飾がとても美しいので、見落とされませんように。
隣接する修道院は有料(6ユーロ)で、教会に入って左手の所でチケットを購入できます。
一番の見どころは『王(ジョアン1世)の回廊』で、アーチ部分に施されたマヌエル様式の狭間飾りが大変美しく、壮麗な雰囲気を醸し出しています。 この『王の回廊』の東側に『参事会室』、西側に『博物館』があります。 北西の角にある『洗盤』と周囲の装飾も大変美しいので必見です。 『アルフォンソ5世の回廊』は『王の回廊』と比較してご覧になると面白いと思います。
修道院から一旦外に出ると、『未完の礼拝堂』の北側にその入口があります。 ジェロニモス修道院建設を優先させるため建設が中断され、屋根がない状態のまま現在に至っています。 未完で終わった礼拝堂は大航海時代後に失速したポルトガルの歴史を象徴しているようで、感慨深い思いになります。
バターリャ修道院は建築物としてだけでなく、その背景の歴史とともにご覧になるとより一層興味深いものになると思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- リスボンやナザレ、トマールなどからバスの便があります。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料は6ユーロ
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 特に問題ありませんでした。
- 展示内容:
- 5.0
- ポルトガルを代表する後期ゴシック建築の傑作です。
クチコミ投稿日:2017/09/26
いいね!:55票
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