ラカット(ラグサン・キュービット 51.2 cm)♪
- 4.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by azuraさん(非公開)
ドブロブニク クチコミ:18件
ルジャ広場、聖ヴラホ教会前に建つ柱です。
その柱には、巻き毛の男性の像が彫られて
います。これがオルランド(ローランド)の
像です。
伝説よると、騎士オルランドは9世紀
サラセン軍に包囲され、15ヶ月も籠城を
強いられたドブロブニクを救った英雄だと
いうことになっているそうですが
実はこの伝説、史実に基づいている訳では
ないそうです。
伝説は、民衆を納得させる為に作られたの。
実際には、クロアチア王国およびその親戚
縁戚関係のハンガリー王国による保護を象徴
する為の像で、ドブロブニクに限らず
15世紀のクロアチア王国でハンザ同盟に
加盟していた都市では、保護と同盟のしるし
としてこのような石像を建造する習慣が
あったそうです。ドブロブニクでは、これが
「オルランドの柱」になったということ。
その像が、自由の象徴とされているのには
少し違和感をかんじましたが、オルランドの
右腕は公正の証。肘から先の長さ 51.2㎝が
海上貿易で栄えたドブロブニクの長さの基準
になったそうです。(1ラカット=51.2㎝)
公明正大な取引を行う為、オルランドの柱
には51.2㎝のメジャーも彫られており
実際にそれで品物を計ったそうです。
メジャーは現在でも勿論観る事ができます。
しかしこの腕の長さの話は、ベネツィアや
ドイツでも聞いたような... ^^
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 社員・団体旅行
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/05/30
いいね!:2票
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