ムガル建築の最高傑作
- 5.0
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by ゆっくさん(男性)
アグラ クチコミ:6件
世界遺産「タージ・マハル」。
ムガル帝国五代目皇帝が皇后のために17世紀半ばに建てた霊廟です。この皇帝は、文字通りハーレム状態の中でも、この王妃だけを溺愛し、どこに行くにも同行させたとか。14名の子供を授かっています。
建物は完璧な左右の対照となっています。また四方向どの方向から見ても、全く同じ形状だそうです。高さ58m。全て白大理石。インドの大理石はヨーロッパの大理石と違い、雨や酸に強いそうです。故に屋外で使っても溶け難いとのこと。床も大理石のため、寝そべるとひんやりして気持ち良かったです。この五代目皇帝は、デリーで見た「レッドフォート」も築いていますが、あちらは真っ赤、こちらは真っ白。そして両方世界遺産。偉大な皇帝ですね。
ムガル帝国は、この皇帝時代にインドを統一して全盛期を迎えましたが、王妃が亡くなると無気力になり、この霊廟建設にのみ力を注ぐようになったとのことです。王妃への愛を表現するのに余るほど壮大な霊廟です。ちなみに、タージマハルの内部は残念ながら写真撮影禁止ですが、皇后と皇帝の棺が並んで安置されています。ムガル建築は前後左右の対称性が重要なのですが、その対称性を崩すために父親を憎んでいた六代目皇帝によって安置されたそうです。
あまりにも有名な建物ですし、綺麗な左右対称で、いつまでも見てても見飽きることがありません。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2017/01/24
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