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大国に挟まれた小国の悲哀を知る

  • 4.5
  • 旅行時期:2014/08(約11年前)
ozackさん

by ozackさん(男性)

タリン クチコミ:3件

エストニアは第一次世界大戦後にロシアから独立した後、20年ちょっとでソ連に併合されます。さらにナチス・ドイツに数年間占領され、ナチスが撤退した後に再びソ連の支配を受けます。そして1991年にまた独立を勝ち取ります。

近隣の大国の支配を受ける中で、エストニアの人たちは大変な辛酸をなめました。あるときはソ連軍に組み入れられましたし、ナチス・ドイツ軍として戦った時代もあります。傀儡政府の人たちは支配者が変わるごとに追放されたり、命を落としたりしました。そうした歴史を知るためにも訪れてほしいと思います。

パネルのところどころにクエスチョンマークがあります。これは若者向けに歴史を考えさせる設問のようです。例えば「この人たちは国外脱出して亡命政府をつくりましたが、国内に残って抵抗した方が良かったと思いますか?」など。

ちなみに地下にある銅像はレーニンとトロツキーのように見えますが、違います。眼鏡をしているのはミハイル・カリーニン。革命以来のソ連共産党幹部。カリーニングラードにその名前を残します。奥さんがエストニア出身です。はげ頭の方はビクトル・キンギセップ。エストニア共産党の創設者です。

施設の満足度

4.5

観光の所要時間:
1-2時間

クチコミ投稿日:2016/11/17

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