壮麗なマヌエル様式の一大傑作
- 4.5
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
-
-
by sanaboさん(女性)
リスボン クチコミ:55件
エンリケ航海王子やヴァスコ・ダ・ガマらの偉業を称え、また、航海士の安全を祈願するために、1502年にマヌエル1世により着工されました。
(マヌエル1世の死去やスペインのポルトガル併合などによる中断のため、完成したのは300年以上も経た19世紀です)
建設には東方交易や植民地支配から得た莫大な富が投じられ、マヌエル様式の最高傑作と称えられる壮麗な姿は、大航海時代の黄金期を偲ばせます。
リスボンカード所持者は入場無料ですが、バーコード付きのチケットを受け取るためにチケット購入者と同じ長蛇の列に並ばなくてはなりません。
「ベレンの塔」でもリスボンカード提示で『ジェロニモス修道院』のチケットを受け取れますので、そうすれば修道院の列に並ばずにすぐに入場でき時間の節約になります。
見学はまず、修道院付属のサンタマリア教会から。
教会の入り口は西側にあり、教会だけでしたら入場は無料です。
内部にはヴァスコ・ダ・ガマとポルトガルの文学史上最大の詩人カモンイスの石棺が置かれています。
椰子の木を模したという柱がヴォールト天井まで伸び、内陣は王族の霊廟になっています。
主礼拝堂奥のキリストの生涯を描いた板絵、マヌエル1世の婚礼を描いた3連のステンドグラスなどの見どころがあります。
有料部分の回廊から教会2階の聖歌隊席にアクセスでき、キリストの磔刑像や教会の1階部分を見渡せます。
修道院の回廊部分は有料ですが、壮麗なマヌエル様式の代表的建造物なのでやはり必見です。
中庭を55メートル四方の回廊が囲み、壁や柱には船のロープや天球儀、胡椒の実など海洋や新大陸をテーマにしたモチーフのレリーフ彫刻が施されています。
回廊のアーチ型の開口部は、1階と2階の(建築家が異なるため)形が異なります。
回廊の西側には建設当時、修道士たちが一同に食事を摂った食堂があり、聖ジェロニモスを描いた絵画が飾られています。 (聖ジェロニモスは、マヌエル1世の守護聖人です)
修道士たちが手洗い場として使用した『獅子の泉』や、ポルトガルの国民的作家・詩人であるフェルナンド・ペソアの墓碑も必見です。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- リスボン中心部から市電や電車で30分の距離
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- リスボンカードで無料に。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 夕方近くになると、並ばずに入場できます。
- 展示内容:
- 4.5
- 壮麗なマヌエル様式の装飾が見事です。
クチコミ投稿日:2016/11/10
いいね!:24票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する