ロシオ広場 (ペドロ4世広場) Rossio（Praca Dom Pedro 4）

広場・公園

ペドロ4世広場

3.0
旅行時期：2016/09（約9年前）

by ミルさん（男性）

リスボンクチコミ：12件

リスボンの中心と言えば、ここロシオ広場です。広場のど真ん中に鎮座する銅像が初代ブラジル皇帝を務めた国王ペドロ4世であることから、広場の正式名称は「ペドロ4世広場」と言います。1807年、ポルトガルにナポレオン軍が攻めて来た際、なんと国王はポルトガル本国を脱出し、植民地ブラジルのリオデジャネイロに逃げてしまいました。こうしてリオはポルトガル王国亡命政権の都となった訳ですが、やがてナポレオンが失脚し、危機が去ると、国王は性懲りも無くポルトガルに帰国します。この時、息子のペドロ4世はブラジルにとどまり、1822年、独立を宣言。ブラジルの初代皇帝に即位しました。ポルトガル史上初めて本国以外で即位した国王と言えます。ポルトガルではペドロ4世ですがブラジルでは、ポルトガル国王としてはペドロ4世ですが、ブラジルでは初代皇帝としてドン・ペドロ1世と呼ばれています。ブラジルにとっては「解放者」でもありますが、実際には彼の場当たり的な政治手法は不評の的であったと言われています。この広場には劇場、デリカテッセン、路面電車発着所などなど、あらゆるものが集中しているため、リスボンを散策する観光客にとっては、拠点となるはずです。