1. ホーム
  2. 海外旅行
  3. ヨーロッパ
  4. ドイツ
  5. その他の都市
  6. その他の都市 観光
  7. メスペルブルン城
  8. クチコミ詳細
その他の都市×
旅行ガイド
観光
グルメ
ショッピング
交通
ホテル
ツアー
旅行記
Q&A
メスペルブルン城 施設情報・クチコミに戻る

“シュペッサートの森の真珠”と謳われるメスペルブルン城(水城)

  • 4.5
  • 旅行時期:2015/07(約9年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

その他の都市 クチコミ:43件

“ドイツ 黒い森とアルザス・シュヴァーベン地方の旅”           
期間 : 2015年7月14日(火)~7月28日(火)15日間の旅

第一日:7月14日(火) フランクフルトは 薄曇り 24.0~27.5℃ 76km 

Frankfurtフランクフルト空港A3・46km=>(Aschaffenburg)A3・16km=>Weibersbrunnヴァイバースブルン(女の泉)L?6km=>HessenthalヘッセンタールL?8km=>Mespelbrunn ・Schlosshotel Mespelbrunn 古城ホテル メスペルブルン城

*久しぶりにリーメンシュナイダー作品があるPfarrkirche Hessenthalヘッセンタール巡礼教会を訪ね、さらに数キロ走ると、Mespelbrunnメスペルブルンだ。
ここも変哲もない、小さな山村だが、村の通りを東に入る道を行くと、“シュペッサートの森の真珠”と謳われるメスペルブルン城(水城)という、小さな、美しい古城がある。
しかもフランクフルトから行程第一目の宿泊先が76km程度の距離にある水城そばにある古城ホテル メスペルブルン城(かつては森林監督官が建てた宿)というのもたいへん便利だ。
ホテル到着は17時、予定通りである。メスペルブルン城(水城)に行ってみた。
17時には閉門で、もう人の姿はない。まだ明るい周辺を散策し、鉄柵越しに写真を撮ってみたが、前回2009年のようにはいかないものの、水城の景観が撮れた。

XXX
(09:00~17:00、入館・ガイド料 Euro 5x2)
“シュペッサートの森の真珠”と謳われるメスペルブルン城は周辺の緑の森に囲まれ、塔を中心に左右に城館があり、手前には城を取り巻く池がある。2羽の白鳥が池で泳ぎ、池の中にも鯉?か、鱒のような淡水魚が群れているのが水面下に見える。
古城は曇天で、暗く、陰鬱に見えてしまい、ちょっと寂しい。ここはガイド付きのみの見学でガイドさんが若いドイツ人の女の子とオランダ人と思われる男の子のカップルと私どもを12時半から30分、城内ガイドをしてくれた。

1階のRittersaal騎士の間は甲冑などが展示されて、狩猟の獲物も飾られている。ステンドグラスは一族の系譜を紋章で描いている。残念なことに雨漏りが見られて、大変な様子が窺がわれた。
2階は城主一家のかつての住まいであったとか、暖炉や絵画、武具などが見られた。2階では写真が禁止だったのは残念。

外に出ると1564年に結婚した城主・花嫁の姿が玄関の一角に彫られている。面白かったのはこの城を造った親方?の彫像が、軒下に髭をはやした裸の座像として彫られていた事だ。
20mほどの塔には(昔の緊急時の避難塔だが)、中間の所に入口が付き、今はそこへの階段もあって、塔内に登れるようになっている。

この城の歴史:
1412年にマインツの大司教が騎士のHermann Echterヘルマン・エヒターに自らの所有地の山林の監督を命じたことに始まる。1427年には城壁、塔などを備えた城郭ができたが、長い間の平和の期間を経て、ルネサンス風の水城に改築された。
現在見る城の大部分は1564年に結婚した城主・花嫁である、Peter Echter von MespelbrunnとGetraud von Adelsheimペーター・エヒター、アデルハイム家のゲトラウト夫妻に負う所が多い。1569年から18年をかけて現在の姿にしたと云う。
この一族で最も有名なのはJulius Echter von Mespelbrunnユリウス・エヒター・メスペルブルン侯でWuerzburgヴュルツブルクの領主司教となり、ヴュルツブルク大学を創設し、マリエン大要塞を強固なものにした事で知られている。
1576年、彼によって、Juliusspitalユリウスシュピタール施療院も設立されている。

1648年、最後の女系であったMaria Ottiliaマリア・オッティリアはPhlipp Ludwig von Ingelheimフィリップ・ルートヴィヒ・インゲルハイム(ラインガウ)と結婚する。
彼はその後に伯爵の位に登り、皇帝の許しを得て、両家の名前と紋章を統合した。
現城主はGrafen von Ingelheim genannt Echter von und zu Mespelbrunn(インゲルハイム伯爵・エヒター・メスペルブルン)という長い長い名前を用い、水城の南翼の一角に住んでいると云う。 

(以上は2009年4月に訪れた時の記録)

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
4.5
人混みの少なさ:
5.0
展示内容:
4.0

クチコミ投稿日:2016/06/24

いいね!:3

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

PAGE TOP