1. ホーム
  2. 海外旅行
  3. ヨーロッパ
  4. ドイツ
  5. コッヘム
  6. コッヘム 観光
  7. ライヒスブルク城(コッヘム城)
  8. クチコミ詳細
コッヘム×
旅行ガイド
観光
グルメ
ホテル
旅行記
Q&A
ライヒスブルク城(コッヘム城) 施設情報・クチコミに戻る

コッヘム:2.38mの巨人の甲冑があるライヒスブルグ城(帝国城)はモーゼル観光の目玉

  • 4.0
  • 旅行時期:2006/05(約20年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

コッヘム クチコミ:4件

“ドイツ ライン・モーゼル周遊の旅”
2006年5月5日(金)?5月19日(金)15日間

05.12 (金)  快晴 26℃  、 156km(ここまでの合計1171km)

この街道の目玉はCochemコッヘム城=Reichsburgライヒスブルグ城(帝国城)であり、エルツ城に次ぐ名城といわれる。

円錐形の山上に建つ城は、4個の城門、城壁、壕に守られ、守るに易く、攻めるに難い城と云われた。強大な天守閣は壁の厚さが3.6mもあり、1000年の歴史と共にある。その山城の姿は、モーゼル川畔の何処から撮っても、納まり良いものである。この城はライン地方のPfalzプファルツ伯の居城であったが、その後シュタウフェン家出身の皇帝の帝国城となり、最終的には選帝候・トリアーの大司教の所有になる。

1689年、プファルツ継承戦争ではルイ14世率いるフランス軍の猛攻撃を受け、ライン・モーゼル川の殆どの城と同じく、破壊されてしまう。
漸く1877年に、ベルリンの枢密顧問官ラフェネーにより、8年をかけて、14世紀の新ゴシック様式の中世風城塞に復元された。内装は19世紀のドイツ上流階級の邸宅に見られるもので、現在、城は町が所有している。

街中の屋内駐車場に停めて、Schlossシュロス通りを登る。結構きつい坂道で、午後の日差しに焼かれて、汗だくとなる。見覚えのある、コッヘム城の城門Gattertorが出てきて、そこをくぐるとカエルの姿をした彫像が立つ。実はカエルでなくて、騎士が鎧装備した姿だそうだ。
ここからのモーゼル川の眺めも良い。実は我が家のパソコンの画面・壁紙には『コッヘム城=ライヒスブルグ城とモーゼルの流れ』の風景を取り込んでいます。というわけで、毎日パソコンを開けると、私のお気に入りの眺めを見ることができる。

次のコッヘム城ガイドツアー(40分)は15:20まで待つ事に。城内には『Falknerei鷹狩りショー』があって、11、13、14:30、16の時間に行われる。
ちょうど、14:30のが終わりに近づいて、城壁の下でショーをやっているのがのぞける。若い女の鷹匠が鷹を空高く上げて、呼び戻すショーを繰り返している。是非16時のショーを見てみたいものだ。

15:20きっかりに、黒人の案内人が門を開き、ガイド(Euro8)のスタートである。さすがにコッヘムで、日本人の中高年の奥様グループ5人がご一緒でした。その他、数人のドイツ人の男女です。ドイツ語と英語のガイドですが、日本人用には日本語の説明書を各自に渡してくれたので、助かりました。

まず(1)食堂に案内される。壁・ドアー・家具と見事な木彫り装飾が施されて、デルフト焼きの陶器が納められた戸棚は大きく、格別な趣である。面白い事に左右のバランスを保つ為、戸棚の右の戸は見せかけの戸を造ったそうだ。

(2)ゴッシク部屋はゴシック様式の天井がある為の名。婦人用の小部屋である。デルフト焼きタイルが張られた、暖炉が備えられている。

(3)ロマネスク部屋は16世紀のニュールンベルグのタイル張り暖炉があり、城から脱出する秘密のドアーがある。

(4)城門上の廊下は天守閣と周りの建物を繋いでいて、横木の梁には“美しいものは、利用する際、無思慮に強いてはならない”との格言が焼き付けられている。天井から釣り下がった、ランプは半身女像の小シャンデリアで、中世には魔除けのシンボルであったそうな。

(5)狩猟の間には獲物が壁に掛けられ、騎士たちの一日分のワインが入る錫のマグカップが置いてある。

(6)騎士の間は城一番の広さ。太い円柱が天井を支えている。大暖炉があり、大きな二枚の絵が展示されている。

(7)武具の間、ここにはビックリするほどの大きな甲冑がある。なんと2.38mの巨人の甲冑である。今まで見た甲冑でも最大のものだ。

(8)バルコニーから、巻上げ機と綱を使って、鎖をモーゼル川にたらして、川の通行を支配した(関税の徴税の為)と云う。城は川面より、100mの高さにあり、バルコニー上から見た、河畔を走る車の小さい事、震えがくるほどだ。

(9)城中の庭には50mの深い井戸が掘られている。案内人がバケツの水を落として、水面に落ちる音を聞かせ、深さを実感させてくれた。
ツアーはジョークの上手い案内人で、大変愉快な40分となりました。

さて、16時の『Falknerei鷹狩りショー』だと、行って見るとなんと中止です?!
ドイツ人の小父さんに聞いてみると、『俺も楽しみに来たのだが、訓練して3ケ月の鷹が大空に放たれたまま、帰ってこないらしいぜ?!それも2羽だってさ!こんなのは初めてだぜ。全く、大笑いだよ!!』と。
残念ながら、可笑しくて、小父さんと一緒に大笑いする。

人口5千人の小さな街の中心にある、Alt-Cochem旧市街にはバロック様式の市庁舎、マルクト広場、木組みの切妻のある家々があって、美しい。
ここもモーゼルワインの産地として有名で、観光客も多い。

XXX
関連旅行記:
http://4travel.jp/travelogue/11135261

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
4.0

クチコミ投稿日:2016/05/27

いいね!:5

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

ドイツで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

海外Wi-Fiレンタル

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ドイツ最安 294円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

PAGE TOP