小さいけれど見ごたえ十分 フランス最古の洗礼堂サン・ジャン洗礼堂
- 5.0
- 旅行時期:2015/08(約9年前)
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by コクリコさん(女性)
ポワティエ クチコミ:4件
サン・ジャン洗礼堂はフランスに現存する最も古いキリスト教の建造物のひとつ。
フランスの王朝メロヴィング朝(481~751年)以前、4世紀初期キリスト教の時代に建設されました。
現在4世紀の創建当時のものは壁の一部に残り、ほとんどが10~11世紀に建て直されていて建物自体もひとまわり小さくなっています。
小さな洗礼堂ですが、見るべきものはたくさんあり、感動してかなり長居してしまいました(普通は10分で見られます)。
なにしろ初期キリスト教時代に行われていた洗礼のため全身を浸す沐浴槽を見たのは初めてでしたから。
お風呂のように掘られていて、ここで洗礼者ヨハネ(サン・ジャン・バティスト)がヨルダン川でイエスに行った洗礼と同じような儀式が行われていたなんて!
その後、洗礼のための沐浴は行われなくなり、教会堂内にある洗礼盤に代わります。
洗礼堂内の壁に残された色彩豊かなフレスコ画にも目を見張ります。
空を舞う天使やマントを靡かせ馬を走らせる騎士、ドラゴンと戦う絵など躍動感に満ちています。
洗礼室のフレスコ画はロマネスク期に描かれ、
後陣に描かれている『荘厳のキリスト』『洗礼者ヨハネの生涯』の絵はゴシック期のものだそうです。
洗礼堂の一部がミュゼ・ラピデール(石彫が展示されている美術館)になっていて、ミュゼにメロヴィング時代の石棺や石碑が展示されています。
拝観時間は
4月1日~9月30日までは午前は10:30~12:30、午後は15:00~18:00 火曜休館。
10月1日~3月31日は14:30~16:30 火曜日と12月25日、1月1日休館。
拝観料2ユーロ(一部が美術館だからなのかも)。
写真撮影可(フラッシュ不可)
近くにサント・クロワ美術館、サン・ピエール大聖堂があるので一緒に見学すると良いと思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- ポワティエ旧市街にあります
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 拝観料2ユーロ
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/10/02
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