かつて、宗教が共存した時代があった
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- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by ウェンディさん(女性)
コルドバ クチコミ:16件
コルドバは、かつてはイスラム教の街であり、ユダヤ人の街でもあった場所だ。
イスラム教とユダヤ教…、相反するように見える二つの宗教が一緒に栄える…なんてことは歴史的には稀な事だが、スペインのコルドバではそれが共存していた。
8世紀末のコルドバ。
そこは1000本もの柱が列柱を形作るメスキータを中心とするイスラムの街があり、そのメスキータの周りにはユダヤ人たちが作った白い壁の町並みがあった。
当時のユダヤ人たちはユダヤ教という宗教色を表には出さず、商人や知識人としてコルドバの街へとやってきて、イスラムの人々に受け入れられた。
当時のユダヤ人たちが作った白い街並みは、1000年以上を経た現在でも受け継がれ、Callera de los flores;花の小道と呼ばれる小さな路地を形作っている。
また、ユダヤ人街に残るシナゴーグや聖バルトロメ礼拝堂は、宗教的にもイスラム教徒とキリスト教徒そしてユダヤ教徒が力を合わせて作った施設。
現在は反目しあい、殺し合いを続ける宗教間にもそんな時代があったことを、私達に教えてくれる場所だ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- メスキータ北西に広がる地域でメスキータから徒歩20分圏内
- 景観:
- 4.0
- ユダヤ人たちが作った白い町並みの景観は美しい
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- そんなに混みあってはいなかった
クチコミ投稿日:2015/08/30
いいね!:5票
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