継母にいじめ抜かれたトトメス三世の記念碑
- 4.0
- 旅行時期:2015/05(約11年前)
-
-
by ウェンディさん(女性)
イスタンブール クチコミ:47件
イスタンブールのスルタンアフメト広場。
そこには1本の背の高い塔が立っている。
エジプトへ訪問の経験のある旅人ならば、その塔に描かれている文字はヒエログリフと云われる象形文字で、この塔の出身地がトルコからは遠いエジプトであることに気が付くだろう。
この塔はルクソールで即位したファラオであるトトメス三世のオベリスクで、オスマン朝のテオドシウス1世の時代にイスタンブールの地へと運ばれてきた。
トトメス三世は近隣諸国との貿易路の開拓で成功し、貿易により国力を強めたファラオであるのだが、その名は、継母に苛め抜かれたファラオとしての方が有名だ。
トトメス三世がルクソールに建てたオベリスク。
オスマン朝の人達は、そこにはなんて書いてあるのか…なんて気にせずに、カッコいいから持ってきちゃった!位のノリで運んできたのだと思う。
勝手な想像だが、トトメス三世の粘着質な性格から考えると(継母の死後、彼女の顔が描かれたレリーフの顔の部分を全て破壊した)、オベリスクに書かれている文字が継母に対する呪詛の可能性もあると思う。
オスマン朝の時の権力者たちが、そこまで気にしてオベリスクを運んできたのかは今となっては分からないが、このヒエログリフに書かれている言葉が何であるのか、非常に興味深い。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- ブルーモスクのすぐ傍
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 見学無料
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- そんなに混んではいない
- 展示内容:
- 3.0
- オベリスク自体はかっこよいけれど・・・
クチコミ投稿日:2015/07/05
いいね!:6票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する