中世の剛健さとヴィクトリア朝の優雅さを持つ城郭
- 4.5
- 旅行時期:2012/04(約14年前)
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by haneさん(非公開)
ストラトフォードアポンエイボン クチコミ:1件
ロンドン・マリルボン駅から電車で約1時間半、ウォーリック州のちいさな町ウォーリックを睥睨するかのようにそびえる雄大な中世の城郭です。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、英国ではとても有名で、シェイクスピアでもしばしば登場する「ウォーリック伯」の居城でもありました。中世には国王すら凌いだとも言われる権力者を排出しただけあり、とても立派な城郭です。
20世紀までは代々のウォーリック伯家が実際に住んでいましたが、現在は蝋人形でおなじみマダム・タッソーの管理下にあります。そのため、城内には精巧な蝋人形が当時の雰囲気そのままに展示されており、実際に働いている人たちも中世の服を着ていたり、入場者が楽しめるようなガイディングやアクティビティも開かれ、ただ単にお城を見るだけではない楽しさもあります。
ずいぶん前ですが、夏休み時期の週末に行ったときには中世の騎馬槍試合のデモンストレーションがひらかれており、なかなかの迫力で面白かったです。
内部は思ったより大きく、地下では牢獄や馬房、戦いの準備をする様子など中世の雰囲気です。上は華やかだったビクトリア朝時代のウィークエンド・パーティがコンセプトで、優雅な貴族社会の雰囲気が楽しめます。
中世の城郭らしく、ぐるりと城壁で囲まれ、そこを歩いて塔に登ったりすることもできます。こじんまりとしたウォーリックの町や、エイボン川とテューダー朝の木組みの家並みなど、イギリスの地方都市のおだやかな風景が楽しめます。
この近郊にはシェイクスピアで有名なストラトフォード・アポン・エイボンがあり、残念ながら多くの日本人観光客はウォーリックを通り過ぎてしまいます。それでは「もったいない! もし時間があればぜひ行ってみてください。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- ロンドンから電車で1時間半
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 20ポンド以上するので高額。ただ展示内容等を考えるとボッてるわけではない
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 遠足の子供たちから世界中からの観光客まで。
- 展示内容:
- 5.0
- マダム・タッソーが管理しているため、けっこう凝っているし、保存状態がよい
クチコミ投稿日:2015/01/24
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