パリ最古の家 錬金術師ニコラ・フラメルの家! (3区)
- 4.0
- 旅行時期:2014/10(約10年前)
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by wiz さん(非公開)
パリ クチコミ:82件
パリ3区モンモレンシー通り 51 Rue de Montmorency 51番地にたつ「錬金術師ニコラ・フラメルの家」(現在1階はオーベルジュとなっている)は、改修された箇所はあるらしいが、1407年に建てられたというパリ最古の家なのだそうです。
一階入口の框(かまち)に刻まれているのは 「 勤倹なるわれわれ夫妻は、1407年に建てられたこの家の玄関に住み、神に罪の許しを乞いながら、日々、主のアヴェ・マリアを唱えて過ごした。 アーメン 」 という ”中世フランス語” だそうです。
ニコラ・フラメルは錬金術の技術によって財を成し、教会や病院、礼拝堂などへの多くの援助を行ったそうで、(サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路のパリの起点とされている)現在のサン・ジャック塔、ここは、かつてサン・ジャック・ラ・ブーシュリー教会でしたが、この教会への寄進もニコラ・フラメルによるもので、教会のタンパンには寄進するフラメル夫妻がひざまずく姿で刻みこまれていたそうで、しかも、ちゃんと名前の頭文字まで(ニコラのN、ニコラ夫人ペルネルのP)タンパンに刻まれていたというのだから・・ なかなか凄いではないですか! ( → サン・ジャック・ラ・ブーシュリー教会のタンパン http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Portail_de_Saint_Jacques_de_la_Boucherie.jpeg )
私は今回、フィリップ・オーギュストの城壁跡散歩をしていた際に、ここにちょっと寄り道したのですが、この家は、位置的にはフィリップ・オーギュストの城壁のサン・マルタン門があった場所のすぐ外側にあたります。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2014/12/07
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