南京東路から福建中路を南へ5分歩いた所にある東北料理店
- 4.0
- 旅行時期:2014/05(約12年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
上海 クチコミ:7件
南京東路から福建中路を南へ5分歩いた所にある東北料理店です。私が既に口コミ投稿した「蘭州牛肉拉麺」の向かいです。店の看板は「東北人家」と書いて、その下に小さく「餃子坊」とあります。餃子をたらふく食べてみたくてこの店に入りました。ところで中国の東北地方とは旧満州地方の事です。
中国でただ餃子と言えば水餃子を意味します。焼き餃子は「鍋貼」と呼ばれ料理の名称が異なります。席についてメニューを見ると、ほとんどの料理が写真入りのオールカラーで50ページを超える立派なメニューでした。餃子は最後の方に1ページだけ。餃子店どころか本格的な中華レストランです。
メニューの水餃子のページを見ると、味の種類は10種類で、価格は5元/両~8元/両です。「/両」は2個あたりという意味かと思って店員に尋ねると、餃子1両は5、6個あるとの事。そこでハタと思い当たりましたが、中国語の「両」には物を数える時の2個という以外に伝統的な重量の単位の意味がありました。「/両」は餃子の重さ1両あたりの価格を表示しているのです。
そこで、いろんな種類の味の餃子を1両づつ注文しようとしたら、餃子の注文は3両からと言われました。確かに、メニューの餃子の写真の下に「毎種三両起煮」と書いています。一種類の餃子の最低注文数が15個では、食べきれない事はありませんが同じ味だと飽きてしまうと予感し、餃子を注文するのは諦めました。
しかし、私は東北料理レストランは初めてで、何が東北地方の代表的料理かは知りません。そもそも満州は、清朝時代は清朝の支配者である満州族の故地ですから漢人は立ち入り禁止で、清朝崩壊後にどっと漢民族が移住した土地なので、独自の方言や文化が根付くには歴史が浅い土地だと理解していました。日本で言えば、北海道に独自の方言がなくて標準語(松前藩の領地だった道南地方は例外)なのと同じ現象です。まぁ、寒い土地ならではの食材や、寒冷な気候に合った味付け、と言った特徴はあるかもしれませんが。当店のメニューを見ると、広東料理、上海料理系の技巧を凝らした料理はなくて、肉や野菜や内臓を炒めるだけ揚げるだけの素朴な料理が多いと思います。
私は、料理の写真と価格で以下の三品を選んで注文しました。
干"火扁"四季豆 18元、干炸多春魚 38元、珍珠湯 18元
多春魚の日本名は知りませんが美味かったです。ただ揚げ物料理を一人で食べると、腹が重くなってきます。珍珠湯を半分残してしまったのが悔いが残ります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 4.0
- 南京東路から徒歩5分
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 東北地方は中国では田舎ですから、それほど豪華な料理はないです。
- サービス:
- 3.0
- 普通
- 雰囲気:
- 4.0
- 大衆食堂よりはワンランク上のレストラン的な作り
- 料理・味:
- 3.5
- 東北料理は初めてなので、評価できる立場ではないですが、まぁ、美味かったです。
クチコミ投稿日:2014/11/29
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