蘭州牛肉拉麺 (福建中路店)
その他の料理
3.11
施設情報
クチコミ(2件)
1~2件(全2件中)
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牛肉はお世辞にも美味しいとは言えません。
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- 旅行時期:2015/09(約10年前)
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南京東路から福建中路を南へ徒歩5分の所にあるイスラム料理の拉麺店
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- 旅行時期:2014/05(約12年前)
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蘭州は甘粛省の省都で甘粛省の古名は涼州です。唐詩選の王翰の七言絶句「葡萄の美酒、夜光の杯…中略…古来征戦、幾人か回らん」の... 続きを読む題名が「涼州詞」ですから、古来から甘粛省はシルクロードの入口です。現在の蘭州市もイスラム教徒のウイグル族が多く住む都市だそうです。
拉麺の「拉」は「拉致」の「拉」で引っ張るという意味です。つまり捏ねた小麦粉を手で引っ張って伸ばして作った麺の事で、日本の「ラーメン」の語源の有力説です。
すなわち「蘭州牛肉拉麺」とはウイグル族風味の具材が牛肉の手延べ麺という意味です。
中国語ではイスラム料理を「清真」菜と呼び、この店の看板にも「清真」の文字とハラル認証マークらしきロゴがあります。ここの料理人のおじさんは、料理を作り終えて時間があくと、隅の椅子に座って本をブツブツと小声で読んでいました。恐らくコーランを読んでいるのでしょう。異国趣味のナンチャッテイスラム料理店ではなく、本当のイスラム教徒の料理店ですので、他の店で買ったアルコール類や豚肉料理を持ち込むのはご法度です。夏場は、肌の露出度の大きい服装の女性が入るのも遠慮した方が無難だと思います。
上海付近では「蘭州牛肉拉麺」の店をよく見かけます。南京東路の北側にも一軒あって食べた記憶があります。同じ店名で似たようなデザインの看板やメニューなのでチェーン店だと思うのですが、ネットで検索しても「蘭州牛肉拉麺」チェーンの本部企業の存在が見えてきません。もしかしたら近代的企業ではなくて、ウイグル人店主の相互扶助的連合体なのでしょうか?
店内の壁には写真入りメニューと値段表が掲示してあるので、中国語のできない人でも料理名を指さして注文できます。
まずお勧めは蘭州牛肉拉麺と刀削麺です。二つの麺料理のスープは共通でスパイシーな塩ラーメンと言ったところですが、麺の製法が異なります。前者は小麦粉を手で伸ばして麺にしますが、後者は大鍋の前で捏ねた小麦粉から太い麺を削り落として作ります。
どちらも客の注文を受けてから店頭で麺を作るので、デジカメで動画撮影する価値はあります。その場合、身振りででも「撮影して良い?」と了解を得るのが礼儀でしょう。
次にお勧めしたいのは「孜然炒飯」です。孜然は香辛料のクミンの事です。カレー粉は、最低限の原料として、ターメリック、クミン、コリアンダー・シードに胡椒と唐辛子を混ぜれば、カレーの味になります。ターメリックは黄色の色付け、胡椒と唐辛子は辛味付けが目的ですから、おおざっぱに言うと、いわゆるカレーの味を構成しているのはクミンとコリアンダーです。「孜然炒飯」を最初に食べた時の印象は「カレー炒飯」でした。コリアンダーとターメリックはないからカレーのようでカレーでない、不思議な味です。不味いという意味ではないです。冒険したくない方は、蛋炒飯にすれば日本と同じ玉子炒飯が食べられます。牛肉拉麺と蛋炒飯を食べて満腹して、お代は18元ですから、コスパは最高です。
牛肉拉麺(9元)、牛肉刀削麺(9元)、孜然炒飯(10元)以外で私が食べた料理は、青椒土豆絲(15元)と、西葫芦炒肉(25元)です。前者はピーマンとジャガイモの千切り炒めです。ジャガイモが赤く染まって出てきたので、激辛料理かと恐る恐る口に入れましたが、赤い色は唐辛子ではなくてトマトソースでした。西葫芦は辞書を調べるとカボチャの品種名とありましたが、カボチャよりは瓜に近い食感でした。
私は、この数年は上海に行くとこの店で昼食を食べていますが、行くたびに店員の顔ぶれが変わっています。今回の料理人のおじさんも初対面ですが、店内で飼われているらしい子猫も初対面でした。店の奥の調理場から出てきたので、ノラではなくて店員の誰かの飼い猫と推測します。私がおいでおいでをすると素直に私の方へ寄ってきて、私の膝に飛び乗って来ました。
(゚∀゚ )
次にこの店に行った時にこの猫がいたとしても大人の猫になっていて、初対面の客にジャレついてはくれんだろうなぁ。 閉じる投稿日:2014/11/25
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