特別展 人類の長い旅路 アフリカからヨーロッパを経てスカジナビア半島まで
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- 旅行時期:2014/06(約12年前)
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by kirstiNorgeさん(非公開)
コペンハーゲン クチコミ:10件
1.訪問の経緯
スウェーデンのウプサラ大学に留学して、ルーン石の研究をしたことがある友人からここでバイキングの資料とルーン石を見ることができるかもしれないと助言され訪問したものである。
2.ルーン文字とルーン石
46年前にノルウェーを初めて訪問した際には、オスロ大学においてはラテン語が必修であった。現在のオスロ大学ではラテン語が必修とされてない。ノルウェー人の友人はその事を問題視していた。その理由はこの博物館に来て初めて理解した。スカンジナビアの古代の歴史を知るためには、ルーン文字を読み解けなければならない。ルーン文字を読み解くためには、ラテン語知識が必須となる。
この博物館では庭にも館内にも ルーンが展示されている。
3.ルーン石の目的は家の宣伝かそれとも単なる詩か
ルーン石はスウェーデン国立博物館ではバイキングの家の宣伝と説明してあり、私のノルウェーの友人は詩であるとの意見である。私の意見は遠く離れた場所でなくなった家族の 墓銘碑だと思う。
4.バイキングの資料
訪問時においては博物館所蔵の主要なバイキングの資料は、バイキングが支配した国、イギリスに貸し出されていた。
5.特別展 長い旅路
人類がアフリカで発生して、ヨーロッパ、フランス、デンマークを経てスウェーデンとノルウェーに達するまでを多くの写真と遺物によってわかりやすく展示されていた。この特別展、長い旅路 は非常に良くできているので、日本語の説明が付けてくれるのであれば日本の博物館で展示して欲しい。小学生になった孫を連れてぜひ訪問したい。
日本では、石器、木器、土器、青銅器及び鉄器時代の区別があるが、ノルウェー及びスウェーデンは石器時代がなく、土器、青銅器、鉄器時代に飛んでしまう。その理由はヨーロッパが石器、土器、青銅器時代にはスカジナビア半島は氷河に覆われ人が移住してなかったとの事である。
この特別展、長い旅路 は非常に良くできているので、日本語の説明が付けてくれるのであれば日本の博物館で展示して欲しい。小学生になった孫を連れてぜひ訪問したい。
6.展示されてない絵画 デンマークの敗戦の歴史
デンマークの歴史を見ると、常に戦っては敗れ、敗戦し、領土縮小の歴史である。ここにはその敗戦の歴史を示す絵画は非常に少ない。デンマークの海戦史についての絵画は王立デンマーク海軍博物館 に展示されている。スウェーデンとの戦いについてはスウェーデン陸軍博物館に展示されている。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/10/23
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