レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」
- 4.5
- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by りょーちんさん(男性)
ミラノ クチコミ:1件
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は,イタリアのミラノにある教会である。
ここの見どころは,何といっても,レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」が有名。この鑑賞は,毎回,人数制限と時間制限が設けられているのだが,今回は,JTBのプラン旅行の中に組み込まれていたので,見ることができた。
また,この時ついてくれた現地ガイドさんは,イタリア在住の女性の方だったのだが,御年77歳と伺っており,しかし若さあるれる方で,とてもびっくりした。
さて,肝心の「最後の晩餐」である。
まず,絵が痛まないように,観覧車は人数が限定され,また,時間も制限されている。そもそも,館内に入るためには,二重扉で厳重に管理されているところを順々に入っていかなければならない。
もっとも,人数制限がされているおかげで,館内では,広々と絵を堪能できる。最後の晩餐の絵の隅々まで堪能するため,館内には,ベンチも用意されていて,その点でも,心置きなく観賞できる。
遠近法を用いた描き方,キリストが,この中に裏切るものがいると告白した瞬間の12使徒の驚き,困惑,疑念など様々な表情,レオナルド・ダ・ヴィンチが人物の表情をここまで細かく描いていることに感動し,引き込まれる思いであった。
ところで,最後の晩餐は,この教会の食堂の壁面に描かれているのだが,対面の壁にももう一つ壁画がある。こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチの描いたものではないが,キリストの磔刑の場面が描かれているものである。
その絵のタッチは素朴で,レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐の良さを十二分に引き立ててくれていると言えよう。
こちらの壁画の左シテに2人の人物が描かれているが,これは,レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものらしい。しかし,長い年月が経過した結果,色が落ち,下書きの輪郭だけが残されている状態となってしまっている。
館内は,広々としていて,レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」に集中することができるのだが,時間が来ると,係員の方が追いだしにかかる。
出口の横には,「最後の晩餐」のレプリカが飾ってある。館内は写真撮影が禁止なので,このレプリカの前で写真を撮るのも一興だろう。
出口には,売店がある。日本語の通じる陽気なイタリア男がレジの対応をしていた。
この教会は,最後の晩餐のみがピックアップされてしまうが,実は,教会そのものもなかなかにきれいである。教会には無料で入ることができるので,「最後の晩餐」だけではなく,教会内部の荘厳な雰囲気もしっかりと楽しんでおくことをお勧めする。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/10/19
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