メソン・ホセ・マリア Mesón José María

地元の料理

セゴビアに行ったら、ぜひコチニージョ体験を！

4.0
旅行時期：2014/05（約12年前）

by sanaboさん（女性）

セゴビアクチコミ：11件

コチニージョ (Cochinillo asado) とは生後３週間以内の仔豚ちゃんを丸焼きにしたものでセゴビアの名物料理ですが、一番有名なのが Meson de Candido というレストランです。　いろいろ調べたところ、こちらはやや旅行者向けの店で、地元の（セゴビアのみならず、スペインの）食通の人びとは Meson Jose Maria に行くというので、私たちもディナーに予約して出かけました。
入口を入るとバルになっており、その奥にレストランがあります。　店の間口やバルはそれほど大きくないのですが、レストランの中はとても広いです。　
開店と同時にレストランに入ると、熟年のスタッフがイベリコハムをスライスしており、そばを通りかかると一切れ味見させて下さり、それを食べて本当に美味しくて素晴らしいというリアクションをしたら、もう一切れ食べさせて下さいました！　当然、テーブルでもオーダーして、山盛りの一皿を二人で心行くまで堪能しました。　
最初、いくら仔豚の丸焼きが名物だといってもグロテスクなのではないかと躊躇していたのですが、実際こんがりとローストされて出てきた仔豚ちゃんは何ともラブリーで可愛らしかったのです。　むしろ、店頭に飾られた料理前の白い姿のほうが哀れでショッキングでした。
一匹で５、６人前のようなので、二人分をお皿に取り分けて持ってくるだろうから、仔豚ちゃんの全形は見られないのだろうな、と少し残念に思っていたら、一匹丸々の状態で見せに来て下さいました。　親切です、とっても！
お味のほうは、感激するほどものすごく美味しいというほどではありませんが、普通に美味しいです。　セゴビアに行ったら話のタネにぜひ、コチニージョを食するというよりは、姿かたちを見てみるという意味でも、コチニージョ体験をしてみると楽しいと思います。
コチニージョは１人前25ユーロを２人前、イベリコハムは１皿26.5ユーロ、このほかにサラダ、サングリア２杯、ミネラルウォーターで100ユーロちょっとでした。