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ギュスターヴ モロー美術館 施設情報・クチコミに戻る

ロシュフーコー街14番地 幻想の世界を堪能できる生前の画家の住宅兼アトリエ

  • 4.5
  • 旅行時期:2006/12(約19年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

パリ クチコミ:82件

ギュスターヴ・モロー美術館 Musee national Gustave-Moreau は、パリ9区静かな住宅街の中にあります。

この美術館は、世紀末の象徴画家ギュスターヴ・モロー(Gustave-Moreau 1826.4.6-1898.4.18)が青年の頃から住んだパリ9区の家(ラ・ロシュフーコー街14番地 14, rue de La Rochefoucauld)を、中にある一切と共に国家に寄贈したもの。

この住宅兼アトリエの建物を、美術館にしようという考えは、モローが美術学校で教授をしている時に浮かんだのだそうです。

優雅なスタイルの螺旋階段をのぼった上階のアトリエ部分では、すさまじい生産性をもったモローの数多い作品の中で、幻想的世界を存分に堪能できます。 また、両親とともに住んだ居住部分なども見ることができるので、当時のモローの生活を感じることができる美術館になっています。

私邸部分の奥まった小部屋に飾られている作品は、生涯独身だったモローが唯一愛した女性(魂の妹) アレクサンドリン・デュルー Alexandrine Dureux に送った作品の数々。 25年の間断固たる親愛の情で結ばれていたという2人。 現在2人は、ともにモンマルトル墓地に眠っています。 モロー家のお墓に刻まれたG(ギュスターヴ・モローのG)は反転しているのですが、自分の墓の文字は彼女の墓から見えるようにと反転させて刻んだのだそうです。 ”永遠に見つめあえるように”と。 (※添付写真参照)

施設の満足度

4.5

クチコミ投稿日:2014/02/16

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