台湾こそ中国文明の真の後継者!と思わせる優良博物館
- 4.5
- 旅行時期:2012/12(約12年前)
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by カズさん(男性)
台北 クチコミ:9件
大陸で「文化大革命」が吹き荒れた時期、中国文明の歴史を語る寺社、文物、文字等が徹底的に破壊されたが、台湾に持ち込まれてその難を逃れた一級品の歴史的文物が、この故宮博物院に収蔵・展示されている。
1階から3階まで、一通り見て回った。絵画、書、陶磁器、青銅器、玉器――どの展示物も、中国文明の歴史の深さと重さを物語るものばかりだ。特に賑わっていたのが、3階の302室。ここに展示されている翠玉白菜(文字通り、ヒスイで作られた極小の白菜)は故宮博物院を代表する目玉展示物だ。その他、極小ながら微細な竜船の玉器など、その細やかさに心を奪われる宝物が数多い。これだけ時間をかけて一巡りしても、表に見えているのは68万点にも及ぶ所蔵品の氷山の一角に過ぎないというのだ。
――確信した。
中国共産党は、中国伝統文明の破壊者である。
中華民国は、中国伝統文明の保護者である。
どちらが中国文明の継承者と呼ぶにふさわしいか――中華民国こそが、正統なる中国文明の継承者なのだと言っていい。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.5
- 都心から離れているのでちょっと行きづらい。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- これだけ見事な展示品を見せていただけるのだから、値段に文句などありようがない。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 大陸中国人の団体とかち合うと最悪。
- 展示内容:
- 5.0
- 中国文明の粋が集まった、極上の展示。
クチコミ投稿日:2014/02/02
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