宗教の持つ力をしみじみと感じた地下都市
- 4.0
- 旅行時期:2013/10(約12年前)
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by クッキーさん(女性)
カッパドキア クチコミ:6件
カッパドキアには多くの地下都市が存在するそうです。その中でもカイマクルにある地下都市は特に規模が大きいものです。
土産物屋が並ぶ道を歩いて、入口に向かいます。さっそく内部に入ると、いくつもの部屋がアリの巣のように繋がっています。複雑に入り組んで、迷子になってしまうため、見学コースが決められています。
地下8階まであり、数千人が暮らせる広さがあることが分かっているんだそう。
イスラム教徒の迫害から逃れてキリスト教徒たちはこの中に避難して、隠れ住んだと言われています。そのため、敵の侵入に備えて通路をふさぐための巨大な石の扉があったり、偽の井戸や通路などがつくられていたそうです。
地下都市は、大小様々な部屋、寝室、馬小屋、テーブル、ワイン醸造所、倉庫、教会、井戸、トイレ、キッチン、通風孔が建設されています。
いくら石灰岩質の土地柄とはいえ、すべて人力でこれだけの地下都市を造りだし、わずかな明かりで長期間こんな狭い空間に閉じこもって生活をしようと思うなんて、宗教の力はすさまじいものだなとしみじみと思ったものでした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 社員・団体旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2013/11/28
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