モリモト　ワイキキ Morimoto Waikiki

和食

不思議な優越感を味わえる高級アジア創作系レストラン

3.5
旅行時期：2013/07（約13年前）

by 芦花さん（男性）

ホノルルクチコミ：6件

せっかく「ザ・モダン　ホノルル」に泊まったので、こちらの看板レストラン「モリモト　ワイキキ」をハワイ最後のディナーとして利用してみました。

メニューを俯瞰すると、豊富な寿司メニューの他、和食ルーツあり、韓国料理ルーツありで、しかも皆みたこともないような料理で、西洋人からみればアジア系の高級創作料理という位置づけでしょうか。

ただし、日本人的には料理の質に比してコストパフォーマンスは低い印象。このモダンで洗練された素晴らしい雰囲気と「西洋で評価される日本食って何」的視点で利用するのなら、旅の記念として伺っても良いかなと思います。

さて、肝心の料理について。
いくつか注文した中で特に美味かったのがフォワグラの茶碗蒸し。これはお金かけても外せないメニューです。一方で日本人にとって「これはないんじゃないの」というのがトロのタルタル。どうみてもネギトロのトロそのもので、これに２８ドルはあまりにも。。。という感じ。

さて、我々（２人）の場合、量が多くなっても困るので、料理はアラカルトで以下の料理を注文。

①ミックスグリーンサラダ（１２ドル）
②フォワグラの茶碗蒸し（１７ドル）
③トロのタルタル（２８ドル）
④シーフードの陶板焼き（４８ドル）

これにワインボトル１本頼んで丁度いい塩梅となりました。

さらに料理にコメントすれば、シーフードの陶板焼きは、高いだけあって食材の質がいいと思われ、秀逸な一品。特に韓国系辛味ソースがアクセントになっており、サッパリしながらもこくのある味わいとなっている。キングスクラブなぞは厚身のある身でかつ肉質もしっかりしてパサパサ感がなく、非常に美味い。

さて値段の問題からネガティブなコメントもしましたが、雰囲気が抜群で日本人少なく、西洋系のお客様で賑わっているためか、我々日本人が褒められているようで不思議な優越感を感じてしまう。こんな気分を味わうのも、一度ぐらいは良いかなと思います。