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多くの国を渡り歩いたブリュッセルで最も美しい広場グラン・プラス

  • 4.5
  • 旅行時期:2013/05(約13年前)
satkiさん

by satkiさん(女性)

ブリュッセル クチコミ:5件

人口103万人、オランダ語で「沼の村」を意味するブリュッセルは、紀元前2世紀頃にローマ帝国の属領として繁栄しました。1998年にユネスコの世界遺産に登録され、その中心地となるグラン・プラスは市庁舎、王の家、ギルドハウスに囲まれている最も美しいと謳われる広場です。

まずゴシック様式の96mの塔のある市庁舎は1400年代に建てられました。頂上には竜を打ち倒す天使ミシェル像が装飾があり、このミシェルはブリュッセルの守護天使とされています。またこの市庁舎は非対称な作りで、塔が建物の中心から少しずれ、左右も少し違っています。古い伝説では、この誤りに気付いた建築家が頂上から身投げしたとか。
また、オリジナルの市庁舎を建築したヤコブ・ファン・ティエネンは後にこの広場で火刑になるなど、結構ブラックな歴史も多い場所です。

また王の家は、元々12世紀以降パン市場として親しまれた木造建造物なので、実はオランダ語で「パンの家(Broodhuis)」と呼ばれていたりします。その後15世紀に石造りになり、行政庁が置かれてからは「(ブラバント)公の家」と呼ばれるようになり、公がスペイン王になって「王の家」と呼ばれるようになりました。この名前の移り変わりの多さでも、この街がたくさんの人の手に渡った歴史をうかがい知る事ができます。
後にカール5世がゴシック様式で建てましたが、現在は砲撃などで損害を被り、現在の姿は1875年にネオゴシック様式で再建されたもの。1985年に改築されて、現在は市立博物館になっています。

最後に、ギルドハウスには、壁に飾られた包丁や樽、手押し車などの紋章がそれぞれの家の職業を表わし、それぞれに名前が付いています。(例:星、黄金の木:ビール醸造業の家など)

グラン・プラスに訪れた際には、ぜひこれらの情報をチェックしてみてくださいね!

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
友人
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.5
景観:
5.0
人混みの少なさ:
4.0

クチコミ投稿日:2013/05/27

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