ハンザ同盟の盟主
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- 旅行時期:2012/12(約13年前)
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by Rinさん(女性)
リューベック クチコミ:12件
ハンザ同盟の盟主リューベックは中世後期に繁栄を極め,「バルト海の女王」と呼ばれました。
12世紀、ハインリヒ獅子公が前からあった村に新しく都市を建設、1226年に帝国自由都市となり,商人を集め背後にあるリューネブルクの塩を武器に北海、バルト海の海産物の取扱い、13世紀から15世紀のハンザの黄金期に最盛期を迎えました。
15世紀ころからスペイン、イギリス、オランダなどの海上制覇、塩の独占の崩壊、交易路の変化などでハンザの衰退するとともに,リューベックの栄華も過ぎ去りました。400年以上続いたハンザ同盟は17世紀に解消し、リューベックは歴史の舞台から主役の座を降りました。
しかし近世以降のヨーロッパ経済の拡大に取り残されたことが,リューベックに古い街並みを残す結果となりました。
昔日の面影はありませんが今でも木材、農・海産物、鉱石などの輸出入でドイツの主要な港湾都市の一つです。
作家トーマス・マン、ギュンター・グラス、戦後西独首相を務めたヴィリー・ブラントら3人のノーベル賞受賞者を輩出しています。
人口22万人、日本の川崎市とも姉妹都市です。
近世になってユネスコ世界文化遺産に指定されている旧市街は,トラーヴェ川とトラーヴェ運河に挟まれた中州にあります。 強固な要塞門,ハンザ会議が開催された市庁舎,他のハンザ諸都市が手本とした聖マリエン教会など,レンガ造りのゴシック建築群が,黄金期のハンザ商人の力を偲ばせます。
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/01/26
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