海洋貿易立国ヴェネチアの魅力
- 5.0
- 旅行時期:2010/05(約16年前)
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by マンボウのお城さん(男性)
ベネチア クチコミ:15件
ヴェネツィアの歴史は、ランゴバルド人やフン族その他の民族による侵略が行われるようになった5世紀頃に始まり、9世期には橋、運河、防壁、要塞および石造建築等が充実し、街は海上へと拡張されました。
これが、現代の海上都市ヴェネツィアの原型となっています。また、エジプトから聖マルコの遺骸を移送し、ヴェネツィアの守護聖人としたのもこの頃でした。
その後は、ヴェネツィア商人による東ローマ帝国との海洋貿易が盛んになり、11世紀にはアドリア海の制海権を得るまでになりました。
さらに、十字軍の遠征による権益の拡大を目指しましたが、成功と失敗を繰り返しました。
そして、14世紀にヴェネツィア・ジェノヴァ戦争に勝利し、東地中海の覇権を奪取しました。
15~16世紀には香辛料や絹織物などの交易で繁栄し、14世紀頃から始まったといわれるルネッサンスの影響を受けて、ヴェネツィア派と呼ばれる画家を輩出しました。
まさに海洋特権の獲得のための戦争による一進一退が続く歴史の中で、15世紀~16世紀頃に空前の繁栄を誇ったわけです。
今では、アドリア海の118の小島の上に造られた水の都で、400以上の橋と176の運河で島が結ばれています。
世界文化遺産としての要件を全て満たしている数少ないリストの1つで、下記の通り、見どころ満載です。
サン・マルコ広場、サン・マルコ大聖堂、鐘楼、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋、カナル・グランデの建築群、ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島やレース編みで有名なブラーノ島、島全体が墓所となっているサン・ミケーレ島も世界遺産として登録されています。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- ヴァポレットが定期運航しているため、どこに行くのもアクセスは良好です。
- 景観:
- 5.0
- どこをどう切り取っても美しい景観があることは言うまでもありません。
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 観光客の数の多さには、本当に圧倒されます。
クチコミ投稿日:2012/07/01
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