手軽なのに
- 3.0
- 旅行時期:2012/04(約12年前)
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by ルート3さん(男性)
バンコク クチコミ:50件
土、日曜日、祭日に催行されるタリンチャンの水上マーケットに行ってきた。79番エアコンバスで45分、18バーツの手軽さだ。
ただ、伊勢丹、パンティップの前などから乗車するのだが、進行方向が解らない。タリンチャンから来たバスは、ペブリ通り→ラチャダムリ通り→ラマ1通り→パヤタイ通りの右回り方向に進行するか、またその逆の左回りかが不明なのだ。
すると伊勢丹前で北上する79番手バスを見かけたので、左回りと分かる。そこでパンティップ手前のバス停まで行く。だが、バス停の表示に79が無いのだ。タイ人に訊くが首をかしげる。
「まあパヤタイ通りの先のバス停まで行けば乗れるだろう」、と仕方なく歩き始める。パンテップを過ぎ次のバス停に着いた。あれ、屋根付きのバス停の上部に書かれた番号とは別に少し離れて設置されている縦長の看板に目的の79が有るでは。バス停は2種類あるのだ。まだまだタイ初心者だな。
ピンクラオ橋を渡りすぐの大通りを左折し、その後細い道路を抜けタリンチャンに到着。車掌に告げておいたので合図を送ってくれたのだ。降りてT字路を左折すると、大きなアーケードになっており、店がズラーっと並んでいる。そのアーケードを突き抜けると川で、川辺が桟敷レストランだ。川に浮かぶ船が調理屋で、そこに注文して桟敷で食べるスタイルだ。
バンコク市内で昼食は済ましているので、ボートツアーの案内所を探す。チャータも可能だが、安い一般のツアーに便乗しよう。看板を見ると様々なプログラム、出発時間がある。夜、予定が控えているので、1時間のツアーにする。料金は一人100バーツだ。
ツアー開始まで少し時間が有ったので、マーケットをうろうろする。ツレが、「これ買って」、と屋台の前で立ち止まる。見ると食パンだ。それもカット前の一山だ。一斤と言うのかな。一つ10バーツ。それを3つ買えとご所望である。
「お腹すいたの?」と尋ねるが、「バー、お魚にあげるの。はい、持って」、とレジ袋を押し付けてくる。重くは無いが、結構嵩張るな。
それを持っていざ小船に乗る。台湾人のツアーご一行様と一緒だ。トンブリの運河を1時間かけての散策である。川べりには脈々と息づく庶民の生活が垣間見れるが、その一方新築の家、建設中の家がやけに多く目につく。
「魚に餌を上げるところが無いよ」、とツレに訴えるが、ツレはビデオ撮影に夢中。ツアー終盤になりようやく舟は止まった。運河を見るとナマズの大群が。そこでようやくパンを投げ込む。そのパンを得ようとナマズ達は殺到し、しぶきが舟の上までくる激しさだ。ナマズは大きいもので50cmはあろうか?
パンを持っていたのは我々だけで、恥ずかしながら他の乗客から注目の的だ。だが、岸辺にパンの売り子が表れ、乗客達は吾も吾もとパンを買い求め、餌やりに興ずる。
次に停まったのは、竹に詰められたカオニャオ売り場。パッと見は、壁に50cm長の竹をぶら下げているだけだ。ところがその竹が残り少なく、乗客が買い始めるとアッと言うまに品切れ。
それでも何とか最後の1個にありつき20バーツでゲット。目の前で竹を割ってくれ、赤飯のように赤くなったカオニャオを口にする。甘いが結構いける。
1時間のツアーが終わりタリンチャンに戻る。川辺にレストランの桟敷席にはもう人がいない。時間は4時。舟の料理供給元も材料が無くなったようで店終い。「夕方、ゆっくりと食事」、はダメなようだ。
帰りは79番バスもすぐに来て、更に渋滞もなく30分でプラトーナムに到着。
こんなに手軽に行けるのに、日本のツアーではどうして連れていかないのだろう? .
- 施設の満足度
-
3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
クチコミ投稿日:2012/05/22
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