イスタンブル地下宮殿 Basilica Cistern

城・宮殿

秘密めいた地下宮殿の正体は、４～６世紀に造られた貯水池

4.5
旅行時期：2011/12（約14年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

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アヤソフィア博物館のすぐ近くに、地下宮殿と呼ばれる見所があります。
トルコ語だとYEREBATAN SARNICI（イェレバタン・サルヌジュ）、英語だとTHE BASILICA CISTERNという名で紹介されているこの地下宮殿の正体は地下貯水池。YEREBATAN SARNICIには、≪地に沈んだ≫という意味があるんだそう。

地下宮殿の入口はごく小さくて期待できない感じなんですが、ちょっと階段を下りて行くとびっくり。
秘密めいた薄闇の中、今も水が湧いている床に並ぶ石柱と、天井のアーチの連続に息を呑みます。
イスタンブールの旧市街地にはいくつも地下貯水池があるんだそうですが、この地下宮殿は縦１３８m、横６５ｍ、高さ９mという規模。４世紀から６世紀にかけて造られたものだそうです。

地下宮殿にはどこまでも続いているような列柱群をぐるりと一回り出来る通路が付いています。
古代調にライトアップされた神秘的な雰囲気を楽しみながら一回りしてみるといいですよ。
BGMには、これもまた瞑想的なトルコ音楽が流れているのがうまい演出。
時々団体さんたちの賑やかな声が響き渡るのがちょっと惜しい。(；＾ω＾)
一番奥には、メデューサの大きな顔が彫られた石が二つあって、柱の基礎になっています。これも忘れずに見ていってくださいね。

所在地：　YEREBATAN CAD．NO．13　アヤソフィア博物館前のジャフェリエ通りを渡ってすぐ近く。
地下宮殿のサイト　http://www.yerebatan.com/　（トルコ語版）
チケットは１０トルコ・リラ。オーディオ・ガイドは別料金。
オープン時間は９：００～１７：３０。
内部には、コスプレ写真屋さん、カフェも入っていました。