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キリストが十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かったヴィア・ドロローサ(悲しみの道)

  • 4.0
  • 旅行時期:2010/12(約15年前)
SUR SHANGHAIさん

by SUR SHANGHAIさん(女性)

エルサレム クチコミ:10件

キリストが死刑の判決を受け、十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かって歩いて行ったというヴィア・ドロローサ(悲しみの道)は、城壁に囲まれたエルサレム旧市街地にあります。
その道筋では、キリストの最後の足取りが辿れるので、興味のある方は順を追って歩いてみるといいと思います。
キリストゆかりの場所は留(英語ではSTATION)と呼ばれ、キリストが死刑判決を受けた場所が第1留、十字架を背負わされた場所が第2留、十字架の重さに耐え切れず最初につまづいた場所が第3留…と続き、最後に墓に納められた場所が第14留となっています。最初から順番に見ていくと、全体の距離は1kmほど。

私たちは嘆きの壁の見学後、迷路のような道を通ってまず第1留へ行ってみたところ、途中で道に迷ってしまい、30分ほどかかりました。

ヴィア・ドロローサを歩いてみて、ずいぶん想像と違うと思ったのは、その道の幅や雰囲気。
第1留からしばらくは普通車が一台通れるほどの道幅がありましたが、後は石造りの建物が込み合う中も通っていく石畳の迷路でした。
建物は後世になってから増えたのかもしれませんが、道についてはもう少し幅が広いかと想像していたので、「あれ?こんなに狭い道だったの?」と驚きました。昔は道幅も広かったのかも?

道筋には、右上の画像のように留を表す丸い標識がローマ数字と一緒に出ているんですが、見落としやすいのでご用心。地図を手に入れてから行くのがよし。画像の場所は、シモンがキリストに代わって十字架を負わされた第5留。

留は教会になっている場所が多く、扉が開いていれば中に入って撮影も可。特に見学料金は要りませんが、寄付金箱が置いてあるので、気持ちがある方はいくらかでも入れてくるといいのでは。
留になっている教会は、規模が小さかったりクローズされている所もあって、ちょっとがっかりと思う人がいるかも。

ヴィア・ドロローサで個人的に見応えありと思ったのは、キリストが磔刑の前に服を脱がされたという場所(第10留)から、最後に墓に納められた場所(第14留)が集中している聖墳墓教会。
ヴィア・ドロローサを全部見る余裕のない方も、聖墳墓教会だけは見ていくといいと思います。

左上の画像は、キリストが十字架を背負わされた場所(第2留)にある鞭打ちの教会。
左下の画像は、ベロニカがキリストの顔を布でぬぐったという場所(第6留)のベロニカ教会内部。
右下の画像は、聖墳墓教会内部にあるキリストの墓(第14留)が入った小さい聖堂。内部の見学可。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
3.0
嘆きの壁の見学後、迷路のような道を通ってまず第1留へ行ってみたところ、途中で道に迷い30分ほどかかりました。
コストパフォーマンス:
5.0
特にチケットが必要な場所はありません。気持ちのある方は寄付金箱にいくらかでも入れるといいのでは。
人混みの少なさ:
3.0
ヴィア・ドロローサの終点、聖墳墓教会は規模が大きいんですが、団体での参拝客も多く、人で溢れていました。
展示内容:
4.5
キリストの生涯に興味のある方は、キリストの最後の足取りを辿ってみる事自体が有意義だと思います。

クチコミ投稿日:2011/01/13

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