オスマン朝時代の富裕層の邸宅を見学にアンダースン博物館へ
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- 旅行時期:2009/12(約16年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
カイロ クチコミ:40件
アンダースン博物館は、元はオスマン朝時代の2軒の邸宅だった博物館。イギリス人収集家のアンダースンという人物が1930年代に博物館として改装したことからこの名が付いているのだそう。
場所は、イスラム地区の南寄りにあるガーマ(モスク)の一つのガーマ・アフマド・イブン・トゥールーンと同じ敷地内。
ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーンのクチコミと重複しますが、最寄の有名ガーマはシタデル麓のガーマ・スルタン・ハサンで、800m位離れています。入り口は、すぐそばを通っているサルビーヤ通り(シャイフ通り)からちょっと脇道に入った場所。一般車両通行禁止のゲートがあるのですぐ分かります。
ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーンでミナレットからの360度の市街地の景観を楽しんだ後で、このアンダースン博物館にも寄っていくといいと思います。
左上の画像がアンダースン博物館への入り口。ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン回廊への入り口を正面にすると左手にあります。
表から見た感じが冴えないので、パスしたくなる人もいるんじゃないかと思いますが、中に入ってからの展示が見ごたえありの博物館です。
チケットは35エジプト・ポンド。内部の撮影OK。小一時間あれば一通り見終わる規模。
中には一つ一つに名前がつけられた小部屋が続いています。見事な装飾をじっくり見ていくといいですよ。壺や壁の飾り物には中国渡来のものもあって、それらが運ばれてきた当時の道の遥かさが偲ばれました。
2軒の邸宅は上階で結ばれているので、その通路をお見逃し無く。
屋上にはテラスがあって、小窓がたくさん付いた細かい細工の木の柵で囲まれています。それを見て、その昔ハーレムの女性たちが外を覗き見たというジャイプールの風の宮殿の小窓を連想してしまいました。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2009/12/27
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