狩猟狂の館で観られるものといったら
- 4.0
- 旅行時期:2007/09(約18年前)
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by 瑞樹さん(女性)
プラハ クチコミ:18件
入って先ずびっくりしたのは、その最後にここの城主となった、フランツ・フェルディナント・デステ皇太子が獲った獲物の展示物。
彼は狩猟大好き人間で、一生に凡そ30万頭もの動物を狩ったそうで毎日狩りをしたとしたら一日平均、なんと15頭!
一番多いのは鹿の角で、角の下には其々いちいち獲った日付が入っています。そのおびただしさたるや狂気とも思えるくらいで、私には理解し難い趣味でした。
しかし見学が始まると、他のチェコの城と同じ様な見学スタイルで部屋は次々と扉が開けられては閉められ、シンプルな外観からは想像の付かない内装と調度品が目を楽しませてくれます。
18世紀の大砲かと見まごうような大きな銃、ナポレオンが使ったという銃、象嵌細工の銃、ドイツ製の椅子があります。
図書室には歴史書など300冊もの蔵書があり、大きなテーブルには刺繍入りの椅子が添えられています。デルフト焼、中国製の陶器などに見入っていると、この狩猟狂の最たる変人さを観ることとなります。
それは、象の足を下から10cmか15cmくらいで切り、それを小物入れ(置物だったかも)にしてあるのす…うぇ。思わず顔を歪めてしまった。その後ろの壁には、尻尾をそのまま乾燥させた飾り?もあります。剥製にするのも象牙を売るためでもただ仕留めるだけでも、殺すことに変わりはないけれど…。
ある意味、一見の価値ありです。ほかに羊や猪の剥製もあり。
- 施設の満足度
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4.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2008/03/08
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