キエルツェ歴史博物館 Kielce History Museum
博物館・美術館・ギャラリー
3.09
施設情報
クチコミ(1件)
1~1件(全1件中)
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事前情報がなかなかとりにくい町なので重宝、ほのぼのとした昔の写真や展示品も多いが、戦時中の記録も多い郷土資料館
- 4.5
- 旅行時期:2019/11(約6年前)
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キエルツェ歴史博物館(History Museum of Kielce / Muzeum Historii Kielc)
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日本では事前情報がなかなかとりにくい町であったので、最初に歴史博物館を訪れると勝手がわかって具合がよい。
朝一番の来訪ということもあって、例によって博物館スタッフが行く先々の展示室の電灯をつけてくれながらの閲覧となる。展示内容は、石器時代から始まる郷土資料館にありきたりな内容だが、丁寧なキャプションとブース構成である。ほのぼのとした昔の写真や展示品も多く、この地の暮らしぶりがよくわかる。
ポーランドのオートバイ SHLはキエルツェで製造されていた。展示されていたのは初代のモデルで、エンジンは英国製の98cc、重量78kg、お値段は768PLNとある。1938年に生産開始され、改良を重ね第二次大戦の開戦1939年まで2000台が製造された。戦後SHLブランドは復活するも、当局がオートバイメーカーの絞り込みを行ない1970年に生産停止になってしまった。
第二次世界大戦のキエルツェは、開戦直後の9月1日に早速ドイツ軍がこの町を爆撃し、9月5日には占領されている。戦中はレジスタンスやパルチザンなどの多くのグループがこの町に展開し、活発に活動をしていた。
ナチスドイツに送り込まれたポーランド総督ハンス・フランク(Hans Michael Frank)がこの地を訪れた時の写真が展示されている。彼はIDO(クラクフで運営された差別的な研究機関、ドイツ東部労働研究所)を主導した人物であり、ポーランド人にとっては目の敵の人物、ヴロツワフの現代美術館で見た特別展の題材とかぶる。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/kielce-poland-museum-jankarski-pogrom/
閉じる投稿日:2020/11/18
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