シドアルジョは、インドネシア第二の都市スラバヤの南にある県。
1号線でマラン方面へ行き来する時に通る場所なので、お急ぎで...
続きを読むない方はここにある泥火山(でいかざん)も見て行きましょう。
シドアルジョの泥火山は自然が作り出したものではなく、2006年に天然ガスの試掘の際に誤って大量の泥と有毒ガスが噴出して出来たもの。
その泥は現在でも噴き出し続けていて、これまでに周辺の16平方㎞が埋没し、6万人もの人々が避難していると言われます。
詳しくは、次のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シドアルジョの泥火山
泥火山と聞いて、私はある程度の高さの場所から泥が噴き出している様子を想像していたんですが、シドアルジョの泥火山の噴出孔は平地の中にあり、周辺は吐き出された泥で一面広大な沼地のようになっていたのに驚きました。
1号線でシドアルジョ県に入ると、鉄道線路と並行して泥流を防ぐ長く高い堤防が続いていて、シドアルジョの泥火山はその向こう側にあります。
車で行く方は、ところどころにWISATA LUMPUR SIDOARJOなどと書かれた看板が出ている駐車場を利用しましょう。LUMPURというのは、インドネシア語で泥の意味です。
泥火山見学は1万ルピア/人。
後は自分で堤防を上って行きます。
1号線と線路脇のこの堤防があるのは泥火山の西側。
噴出口からはかなり離れているため、見えるのは一面の沼地と噴出孔から立ち上る蒸気の遠景のみでしたが、この中にいくつもの村々が呑み込まれたという話を聞くと、その泥災害の凄まじさが実感できますよ。
堤防の上では、泥火山をバイクで一周しないか?というお誘いが沢山来ます。
同じシドアルジョの泥火山でも、場所によっては泥に埋もれた家屋なども残っているようなので、更に見学を続けたい方は料金交渉の上で案内してもらうのもいいのでは。
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投稿日:2020/03/20