虎山長城。
目指すは この山のてっぺん!。
麓から見上げるとかなりビビる程の高低差です…...
続きを読む本当にあんなとこまで登れるのでしょうか…不安いっぱい…
ひぇ~…歩いても歩いてもつきません。
途中で、付き添い二人に両脇を抱えられてまるでキリスト様のような格好で青い顔をした中国人おばさんとすれ違いました。
いかん。いかん。無理は禁物です。一服、二服、三服…何度、休んだか数えられないほど休み休み進みます。
でも登りきると、ふぇぇぇぇ…こら最高!長城の頂上からの眺めは凄いです。そこから見下ろす緑が広がる中州は北朝鮮領です。
しっかし、なんといいますか...二つの国の国境を万里の長城の中空から見下ろすこのロケーション。
私は顔が真っ赤で汗だくでクタクタ状態なのですが、この頂上で当たる風が また、なんとも爽やか。
見下ろす隣国は決して爽やかでない鎖国中の北朝鮮。
ここから数十メートル先に見える決して爽やかな気持ちではないはずの北朝鮮の方々。
余りにも矛盾に満ちた不思議な空間です。
こんなに観光客がお気軽気分で来れる緊張地帯(なのに雰囲気は全く緊張感が無い..)は稀有なのではないでしょうか。
参考)以下、大連プレスより
「万里の長城」の東端は長らく河北省の「山海関」とされていましたが...1989~90年に中国政府の関係部門が調査した結果...遼寧省の「虎山長城」まで万里の長城がつながっていることが確認され...14世紀の明の時代の遺構として観光整備されています。
明の時代の万里の長城は、東端「虎山長城」(遼寧省)から西端「嘉峪関」(甘粛省)まで全長8,852kmとなっていて...
虎山の正式名称は「馬耳山」で...二つ並んで峰状に高くそびえる形は連れ立った二匹の虎の耳にみえることから...「虎耳山」とも呼ばれており...清の時代から「虎山」と...呼ばれるようになりました。
主峰は、標高146.3mで山頂にある山城が見えます。
この虎山は日清戦争「鴨緑江の戦い」、また日露戦争「鴨緑江会戦」の戦場にもなったそうです。
閉じる
投稿日:2020/09/27