ホテルティカルインを午前4時出発し、ティカル遺跡で一番高い4号神殿からジャングルの向こう側に朝陽を望むツアーに参加してきま...
続きを読むした。4時20分ごろにホテルを出発し、ツアーが終わって戻ってきたのは9時前だったので、四時間半近くティカル遺跡を見てきました。
ホテルのすぐ近くにティカル遺跡へのゲートがあり、早朝ですが朝4時から係員がチケットを確認して、日付を書き込みます。ゲートは4時からあきますが、この時にサンライズチケット100ケツァールをすでに手に持っていないといけないようです。また帰りが通常の時間になるので150ケツァールのチケットもいるとツアーガイドさんはいっていましたが、サンライズだけみて帰るといえば、100だけで入れるような気がします。なぜなら、このゲート以降はどこにもチェックポイントがないからです。
結果的にホテルで32ドルのパッケージ(夕食、朝食、サンライズツアー)をお願いしたため、サンライズツアーに参加することにしましたが、正直それまで自分でのんびり歩いて見に行けばいいかなと思っていました。
しかし、ティカル遺跡に入ると国立公園全体は恐ろしく広く、道案内の看板も必要最低限の簡単なものしかないので、ガイドなしで歩くのは結構大変こしれません。特にサンライズを見に行くなら、ガイドなしでは道がわからず、4号神殿にはたどり着けないかもしれません。暗闇を45分も歩くのは思った以上に大変でした。懐中電灯もあった方がいいです。気の根っこ似引っ掛かったり、水溜まりにはまったりします。私はスマホの懐中電灯アプリで代用しました。意外と電池も減らなかったので、スマホで代用する場合は、wi-fiがあるうちに、アプリをあらかじめダウンロードしておきましょう。
この日は霧が深く、ジャングルの向こうに朝陽が昇る瞬間は見られませんでしたが、ガイドさん曰く「森が目覚める瞬間」は満喫できた気がします。真っ暗闇だったのが、鳥のさえずりや猿の鳴き声とともに、ゆっくりと空が明るくなり、最初は薄いピンクからオレンジがかった空へと変化し、最後に青空へ。辺り一面に立ち込めていた朝もやがゆっくりと引いていき、眼下の緑が徐々に濃くなって行きます。
サンライズを見に来ていた観光客は総勢で50人くらいいたと思いますが、神殿に上る前に、上空では音を出さなように言われるため、いたって静か。太陽は登り始めると、あっという間に空高くへ。マヤの神殿に鋭角に光があたりはじめると、4号神殿を降りて、いよいよティカル遺跡ツアーの始まりです。
ティカル遺跡は非常に広大で、とてもたくさんの遺跡がありますが、なかでも一番のハイライトがティカル移籍の中心部であるグラン・プラザと名付けられた大広場。1号神殿と2号神殿が東西に向き合う形で配置されており、その両脇(南北)にはアクリポリスが整然と並んでいます。
グアテマラに3つある世界遺産のうちジャングルのど真ん中で古代マヤ文明の世界を体験できるティカル遺跡。サンライズツアーに参加したあと、早朝の遺跡公園をガイドさんと見て回っていた時のこと。なんともかわいい動物を発見しました!
日本語では「ハナグマ」というアライグマとたぬきの仲間のような動物で、ティカル遺跡にはたくさんいるそうです。早朝7時前くらい、太陽が完全に昇ったあと、朝霧の向こうから静かにやってきて、鼻先で地面を掘り返しては、朝食となる昆虫を探して食べていました。
ガイドさんは「ティカルのハナグマは人間に慣れている」と説明していましたが、2メートルくらいまで近づいても逃げることなく、カメラを向けても特に警戒することもなく、たまに動きを止めてじっとこちらを見たりしながら、また虫探しをはじめ・・・本当にかわいい!
ハナグマの最大の特徴は、なんといってもまっすぐ上に伸びた長い「しっぽ」です。縞模様がはいった尻尾は、歩いている時などにS字カーブを描いて立っていて、これまたとってもかわいいんです。単独ではなく、グループで行動するらしく、私が見つけたときはだいたい30匹くらいはいました。
ハナグマたちは、朝陽が差し込む早朝のティカル遺跡で、食べ物を探しながら、グループで少しずつ移動していきました。こうした見たことのない動物に出会えるのも、ジャングルのなかにあるティカル遺跡を早朝に訪れる魅力のひとつです。
<ティカルへの移動:結構大変です!>
私のグアテマラ旅行の最大の目的が、ティカル遺跡を訪れることなんですが、行き方を調べているうちにわかったことがあります。それは、アンティグアからティカルへの移動は結構大変!ということです。
より正確に言うと、ティカルを訪れるためには、その前段として、観光の拠点になるフローレスという街を経由しなければならないのですが、そのフローレスからティカルまでは、さらに60キロ離れているので、そこまでの移動を見越して計画を立てる必要があるようです。
まずアンティグアからフローレスまで移動するには、飛行機かバスに乗らなければならないのですが、飛行機なら片道約1時間、バスだと8時間から10時間くらいかかります。値段はいずれも買い方によると思いますが、飛行機なら往復で200ドル。バスだと一等車か二等車か、旅行会社のシャトルバスか、ローカルのバスか、などによって変わってくるようですが、片道30、40ドルくらいからあるようです。
ただ、バスは長距離での移動で座りっぱなしとなると、いくら途中で休憩があったにせよ、相当退屈し、疲れてしまいそうです。昔は、お金はなくても時間はあったので、外国での夜行バスでの移動も全然平気でしたが(寝れなくて疲れましたが、それでも次の日大丈夫でした!)、さすがに最近は10時間のバス旅となると、躊躇してしまいます。そして、なんといっても、やっぱり治安が気になります。
あと、飛行機との差額が片道で50ドルから60ドルくらいのようなので、わずか1時間のフライトか、10時間近い座りっぱなしのバス旅かを比較すると、その差額を払う価値はあるような気が…。
飛行機の場合でも、わざわざ市街地から空港に行ったり、搭乗まで待ったりする時間があるので、結局、移動時間は1時間ではすみません。ざっと4時間前後か5時間くらいにはなると思います。しかし、自由に休憩もできるし、自分のペースで動けるので、やっぱり飛行機のほうがなにかといいかな。
ただ、飛行機を選んでみたところで、あまり国内線の便が多くないので、そんなに便利ではないんです。大手だとアビアンカ航空がグアテマラシティとフローレスの二都市間を飛んでいますが、基本的には早朝便か夜便の二択で、昼間のちょうどいい時間帯での移動は思うようにはできません。
ただ、フローレスから60キロのところにあるティカル遺跡がジャングルの奥地にあるため、移動のためにかなり早朝(ホテルピックアップのあるツアーバスは午前3時から走っているらしい。というか、そのくらいの時間にでないと夜明けに間に合わない)にフローレスの街をでるか、逆に昼過ぎから夕陽を見る時間帯に訪れるか、という選択もしなければならない様子。
もちろん、サンセットを見ていたら、その晩の飛行機は逃してしまうので、結局のところ、フローレスに宿泊しなければならなくなります。
また、ティカル遺跡は、敷地がとてつもなく広大なうえ、ジャングルの湿度と熱気で半日も観光して歩くと「クタクタに疲れる」といろんな人がブログでつづっている…。日帰りツアーもそれはそれで大変そうでな反面、そこまで時間と労力とお金をかけて、肝心の観光時間は3時間というのも、なんだかもったいない気がしてしまいました。
ということで、私はもう少し時間的に余裕のある旅行プランにしたい!と思いましたが、これがまた意外と難しく…。
結局、私が考えたのは、まず日中のうちにアンティグアからグアテマラシティの空港へバスで移動し、グアテマラシティからアビアンカ航空の夜便でフローレスへ行き、その晩はそのままフローレスのホテルで就寝。翌日、フローレスの街をのんびり散策したあとに、午後からティカル地方へ移動し、その日はティカルのホテルに余裕をもってチェックイン。そして、その翌朝に朝日を見るガイド付きツアーに参加してティカル遺跡に入り、比較的涼しい時間帯に、思う存分遺跡を見学。その日の午後、フローレスへと戻り、そのままホテルで就寝。翌日早朝のアビアンカ便でグアテマラシティへと戻る、というプランです。
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投稿日:2018/06/04