オーストリア滞在3か月以上　列車でドイツを通るとき

回答日：2023-05-31

シェンゲン協定加盟国間の国境で、公共交通機関の車内でのパスポートのチェックは3回経験しています。

2015年の秋にオーストリア連邦鉄道のインターシティー（ドイツ国内区間は無停車）に、リンツからイェンバッハまで乗車した時、ザルツブルク中央駅に停車中に係官が乗車してきて、乗客全員のパスポートをチェック後に発車しました。ちょうど中東からの難民が大挙してドイツを目指したときで、特別な事情だったと思います。数日後にインスブルックからザルツブルクまで乗車していますが、この時はパスポートチェックはありませんでした。

2018年の夏にイタリアのアオスタからフリックスバスでフランスのシャモニーに向かった時、モンブラントンネルのイタリア側の入り口で係官が乗車してきて、乗客全員のパスポートをチェックしていました。

2019年の春にデンマークのコペンハーゲンからスウェーデンのマルメに向かう電車では、海峡の橋を渡ってスウェーデンの最初の停車駅で係官が乗車してきて、乗客全員のパスポートをチェックしていました。同日帰りのマルメからコペンハーゲン行きではチェックはありませんでした。この時はコペンハーゲン空港でシェンゲン国に入り、スウェーデン往復後に列車でドイツのハンブルクに向かいましたが、ドイツ入国ではパスポートチェックはありませんでした。

わずか3回の経験ですが、いずれも南から北に向かう時にチェックされています。ギリシャやイタリアに入国し、ドイツや北欧を目指す難民や移民のチェックではないかと推測します。いずれも日本人のパスポートはちらっと見るだけで、詳細なチェックはありませんでした。

ザルツブルクとインスブルック間は、時間はかかりますがドイツを通らないオーストリア連邦鉄道の路線があるので、こちらの経路で移動されてはいかがでしょうか。

回答日：2023-05-30

入国審査や国境警備を行う者はその権限の中で疑わしい者を列車から降ろして詳細に調査できると思っています。
私の場合は、難民又は不法滞在者と疑われたことがあります。当然パスポートチェックがありました。
列車を利用する時期が、テロ発生後又は不法移民難民の移動時期と重なれば、よりチェックが強化されるでしょう。シェンゲン協定などとは全く関係のないことだと思っています。
不法入国者と疑われる私　不法移民が強制的に列車から下車　スイス国民皆兵制を説明する日本人女性
https://4travel.jp/os_shisetsu_tips/10679631
8:17　PARIS　列車テロが防ぎ難いヨーロッパ鉄道
https://4travel.jp/os_shisetsu_tips/13036154

回答日：2023-05-30

holmesさん、こんにちは。

経験者でないので、横レスですが・・・

Salzburg〜Insbruckみたいなコースをおっしゃっていると思いますが、ドイツ領内ノンストップのいわゆる「korridor zug」だと、そもそもドイツの入国管理官はやってこない(これはマルクとシリングの時代から・・・)ので(=ドイツ入国と見なさない)問題ないと思いますが、その列車がドイツ領内に一つでも止まるのなら、シェンゲン協定の「あらゆる180日の期間内で最大90日間」に引っかかる(=違法滞在)、と思います。

「korridor zug」自体がひょっとしたら、昭和の概念(?)かと調べたのですが、OeBBは
https://www.oebb.at/de/fragen-und-antworten/tickets-kaufen/simplygo/geltungsbereich
二番目の質問に「Korridorstrecken」は除いて、国内のみ有効、のような記載があるので、概念はある(?)と思います。Westbahnは
https://westbahn.at/fahrplan/
私はザルツブルク以西は乗ったことがないのですが、Kufsteinはどう考えても（ドイツ領の）Rosenheim経由のはずですが、Salzburgの次がKufsteinであれば、「korridor zug」になっているはずです。ちなみに下の方に

Die bayerische Grenzpolizei fuhrt in Fernverkehrszugen Kontrollen durch. Bitte fuhren Sie bei Fahrten Richtung Rosenheim und Munchen einen Reisepass oder Personalausweis mit und rechnen Sie Verspatungen ein

とわざわざ注意書きがあるということは、(ドイツの)ローゼンハイムやミュンヘンを目的地にすると、バイエルン国境警察にチェックを受ける可能性がある、とのことなので、乗り間違うと、シェンゲン協定ルール違反を指摘される可能性が高くなるでしょう。

2018年前後ですが、独仏国境のストラスブールからドイツのケールまで路線バスに乗っていたら、国境でドイツ警察の警官が乗り込んできて、私の隣に立っていた中華人民共和国(簡体字なので大陸人です)パスポートの三人の女の子連れはそのまま降ろされてどこかへ連れていかれました。フランスのビザがあっても、ドイツに入れないのか、とか色々と思いましたが、シェンゲン協定発効後の方がこういうことは厳しいのかも知れません。

ということで、経験者を待つしかないですが、オーストリア大使館聞いた方が確実な気がします。素敵なご旅行になることをお祈りします

回答日：2023-05-30

こんにちは。

懸念されているのは、「シェンゲン協定国でのビザなし滞在期間」のことなのでしょうか。オーストリアは、シェンゲン協定国ですが、日本との2国間協定で「シェンゲン協定のビザなし滞在期間90日間」を超えて+90日間は、ビザなしで滞在できますが、あくまでもオーストリア国内においてです。
原則的には、オーストリアで90日間以上滞在された後は、シェンゲン協定域内へのビザなしでの入国(入域)はできません。域外への移動(シェンゲン域内で乗り継いで帰国する場合など)の場合も滞在日数にカウントされることになっています。

ここからは、現実問題としてです。
昨年、オーストリア→チェコ→ドイツ→デンマークと周遊しました。ウィーンからプラハは列車・レイルジェットでしたが、パスポートチェックはありませんでした。プラハ→ドレスデンは、バス移動でしたが、ドイツ国内に入ったサービスエリアでドイツの警察官によるチェックがありました。ハンブルグ→コペンハーゲンは列車移動でしたが、デンマークに入った最初の停車駅で、これもデンマークの警察官によるチェックがありました。
コロナ前はシェンゲン圏内の移動時にパスポートチェックもあまりなかったように思いますが、ロシアのウクライナ侵略で、多くのウクライナ難民が圏内に入域していたため、それに便乗してウクライナとは関係のない不法入域者も多いようだったので、チェックが厳しくなっていたのではないかと考えています。
ご質問の経路で、例えばウィーンやザルツブルグからインスブルックへ列車移動(例としてレイルジェット)する場合は、当然ドイツ国内を横断して、再びオーストリア国内に戻ります。時間にすると「ドイツ入国・滞在」は、約1時間程度で、ザルツブルグを出ると次はクーフシュタイン(オーストリア)に停車するわけで、ドイツ国内通過中はずっと列車内でもあり、「入国・滞在」と言えるような状態ではないと思います。チェックがあるとしても、ザルツブルグでドイツの警察官が乗り込まないと意味がないので、シェンゲン圏と言えども、他国の警察官が列車に乗り込むことは無いようにも思います。

無責任なことは言えないですが、何も問題は無いと思います。詳しい方からのアドバイスがあればいいですね。
ただ、オーストリアから帰国される場合は、直行便、あるいはシェンゲン圏外の国で乗り継いで帰られる必要はあると思います。また、3か月以上の滞在期間が過ぎた後は、例えば、イギリス(シェンゲン協定圏外の国)に観光などで行き、帰りにオーストリア以外のシェンゲン協定国を経由してオーストリアに戻る場合などは、経由国で入国を拒否されるような事例もあるようです。お気を付けください。

良いご旅行を。

回答日：2023-05-30

こんにちは。
レイルジェットのドイツ南高原領内通過列車のご利用でしょうか。
記事を書いたとき利用しました。
あれはドイツ領内を通過するものの停車しないので例外として国境越えの手続きなしに通れるものです。
車掌も来ませんしパスポートチェックもありません。
国内列車と何らかわりません。
もっともEU内はシェンゲン協定で移動時のチェックは殆ど無くなったように聞きますがどうでしょうか。