イタリアの治安やトラブル対策について

回答日：2013-03-14

２週間のイタリア旅行で出会ったトラブル

黒人のミサンガ売りは無視すれば大丈夫でした。
何人か巻かれている人を見かけましたが、目を合わせないのが一番です。

麻薬撲滅署名はとてもしつこくてうっとおしかったです。
目に前に立ちはだかって、日本語で麻薬撲滅署名にサインしろと言ってきます。
４回も別の場所で絡まれ、田舎のシエナにもいました。
ヴァチカン前の連中に、日本人がイタリアの署名にサインする理由がないと言った所、とりあえずサインしろと態度が威圧的になりました。
署名を持ってきたので見たところ、日本人がサインしちゃってました。
そして１０ユーロを寄付という名目で払わされていました。
イタリア人も何人かサインしていて、中には２０ユーロ払っている人もいました。
サインくらいならいいかと思ってしまう日本人はカモです。話しかけられても絡んではいけません。
NOと言って断るべきです。
日本語が比較的うまかったりするので、学生旅行などで初めてヨーロッパに行かれる方には気をつけて欲しいです！

観光地にはパフォーマーが沢山いました。
写真を撮るなら、少しお金をあげるのがマナーだと思います。
ただ少し要求金額が大きそうだなと思ったのはローマの剣士コスプレのおじさん達。
声も積極的にかけてきますし、場合によっては勝手に剣を握らされて流されるまま撮影という事もありました。
写真を撮る場合は先に値段交渉をすべきだと思います。凄い値段を言ってくる場合もあるそうですし、体格も結構良い人が多いので女性だと凄まれたら怖いと思ってしまうかも。
１ショットの値段なのか、１人いくらでの値段なのかという事もきっちり確認しておくべきです。


スリには会いませんでした。
しかし地下鉄や人ごみの多い観光地では鞄を前に持ってきて、常に警戒はしていました。
怪しい人が同じ車両に乗りそうなら、車両を変えたりしました。
地下鉄内であまり日本語でベラベラと話さないようにもしていました。
目立つとターゲットにされやすいですから。


あとトラブルではないのですが、まちには雨が降れば傘売り、晴れていれば花売りがでます。
だいたい折りたたみ傘で５ユーロ、大きな傘で１０ユーロでした（折りたたみは交渉したら３ユーロになりました）。
薔薇の花は１本１ユーロでした。
欲しければ買えばいいと思いますが、大きなお札を先に渡さない様にしてください。
イタリア人カップルの写真を撮ってあげていた時に、サッと花売りが彼女に薔薇の花を持たせました。彼氏は押し売りに近い状態でしたが買ってあげようとお金を出しました（１ユーロだし、薔薇は綺麗なので彼女の手前、結構どの彼氏も断らずに買ってあげています。）。
この時に、５ユーロ札あるから先におつり４ユーロ渡してくれという買い方をしていて、花売りもその買い方に慣れているようで先に４ユーロ渡していました。
私は、これは得体の知れない人から物を買うときに釣りをごまかされない賢い方法だなと関心しました。
蚤の市に行った時に、この方法で買い物をしたら安心でしたし、その方法で買うのを拒否するような人からは買わないという選択ができました。（普通に買ってたら、多分１０ユーロ全てとられそうになった場面を経験しました。外野も先に払ってやれよ！と助けてくれましたがそれでも渋っていたので、彼はちょろまかすつもりだったのでしょう。）
ガイドブックにはのっていない事ですが、現地の人のトラブル回避の賢い方法としてみなさんにも知っておいてほしいです。
特に蚤の市でアンティークとか買おうとしている方は、この方法で買うべきです。
全てが露店なので、店主の素性が知れないので。
値段も観光客だとふっかけてきたので、納得できる値段で買うことをおすすめします。


宗教的に気をつけることは、教会内では静粛にすることです。
観光客にとっては観光地でも、信者にとっては神様にお祈りをする神聖な場所です。
大きな声で話したり、禁止なのに写真を撮ったり、ミサを許可無く見学したりするのはとても失礼な行為だと思います。
神秘的だと言ってお祈り中や、ミサ中の方にカメラを向けるのは言語道断です。
何回も、うるさいと注意されているアジア人やアメリカ人を見ました。
カトリック文化が根付いていない地域の人がマナーを守れない傾向にあると思います。
常識を持って見学すべきだと思います。


夜に町歩きをする予定の方は、携帯、小銭入れ、カメラが入る程度の小さなポシェットなどで行動する事をオススメします。
身軽なので、もしもの時はすぐに逃げられるし、旅行者に見えにくいので危険になりにくい気がします。
買い物をする予定の時は、ポシェットに入る折りたためるエコバックを持って行くと便利です。