レトロクラシカルな雰囲気にひたれるホテル

火薬塔や市民会館に近く、旧市街広場へも歩いて10分ほど。プラハの街歩きに出かけるにはいい立地だと思います。CEDAZ社の空港シャトルバスのバス停からも数分で、大通りをはさんでスーパーもあり、ロケーション的には大変便利でした。

重要文化財に指定されているというアールヌーヴォー建築のホテルの外観は、さすがに素敵です。そのクラシカルな外観からは、ヨーロッパの雰囲気が漂い、ヨーロッパに来たという実感を与えてくれました。

建物内は、外観から受ける印象とは異なり、こぢんまりとした感じを受けます。
内装や2重扉のエレベーターはレトロ。
部屋のオイルヒーターのような暖房器具もレトロで、たまらなくキュートです。部屋の鍵も、レトロな鍵穴形式。
ただ、鍵に関しては、解錠にも施錠にもコツが必要で、少し扱いづらかったです。

バスタブ付きの部屋もあるようですが、自分の部屋は、シャワーのみでしたので、予約時には注意が必要かも。
アメニティは、Shampoo&shower gelが2本とBody Lotionが1本、固形のソープ、シャワーキャップと、コットン＆綿棒でした。

朝食については、おいしかったですし、種類も多く、オムレツをその場で焼いてもらえたり、スイーツまでありました。朝食時、客がいても構わずに従業員同士で楽しくおしゃべりしているのは多分、お国柄なのかな、と思います。
朝食で利用するレストラン「サラ・ベルナール」は、夜も一度利用しましたが、落ち着いた大人の空間でした。朝とは異なり、夜は接客係の態度もまったく異なっておりましたし、お料理の味もおいしかったです。

レセプションについて、接客的には、若干ホスピタリティに欠ける印象もありますが、可もなく不可もなくといった印象。

5つ星ホテルということを過剰に期待してしまうと、少しがっかりしてしまうかもしれません。また、スマートで洗練されたサービスや設備等を期待されている方には向いていないと思います。

ただ、私が宿泊したお部屋には出窓があり、その出窓自体の雰囲気も、そこから見えるプラハの街並みも素敵でしたし、レトロやクラシックな雰囲気にひたりたい方に向いていると思います。
下手すれば日本のビジネスホテル並みのお値段で、この雰囲気にひたれるのは大変魅力的かと思います。