リオの灯は消えていた…？

　2010年最初の海外旅行は澳門。また自分の記憶の整理のため、徒然に書かせて戴きます。

　リオは、様々なマカオ情報サイトで「ネオンサインはマカオ?１」と謳われるホテル。派手なのが大好きな私は、その謳い文句にかなりひかれていたのですが･･･
　その?１って情報、一体誰がいつ云ったの？
　そう云った人は本当に、ほかのホテルを見たことがあるの？…と云いたい。
　ネオンの?１は（私が見た限り）文句なしにグランド・リスボアです。「あれはネオンじゃない、ビルのイルミネーションだ」、と云うならば、タイパのニューワルドです（あくまで私の見た限り）、
少なくとも、リオのネオンは全く派手ではないです。絶対に?１ではないです。
　そしてカジノの方も・・・「えっ？」という感じ。
ここは場末の雀荘か？それとも昭和のゲームセンターか？目を疑ってしまいました…
「カジノ」というものに行った事が無い人が、人生で初めてこのホテルのカジノに行ってしまったら、大変不幸な事かもしれません。だって映画で見たカジノとは余りにかけ離れているから…そんなカジノであったため、毎日他のホテルのカジノへ遠征。しかも毎日朝帰り。そして目撃してしまったのです。
　他のホテルの灯は、朝方4時であろうと5時であろうと煌々と点灯していたのですが…
　リオのネオンは消えていた…ちょっとショックでしたね。

　しかしとはいえ、マカオ半島の観光名所（セナド広場）や殆どの有名カジノへ歩いていく事が可能なリオ。歩くのが嫌でもホテルの入り口には常時、タクシーがいるので、簡単に他のホテルへ行くことが出来ます。（しかもマカオのタクシーは安い。初乗り180円（16ＨＫドル）からですから）
　つまり、ホテルの立地としては全く問題なし。セナド広場近くで観光をしては、雑貨などを買い込んでいた私たちは、その都度、タクシーでホテルへ戻る事ができ、非常に有効活用させて戴きました。

　また、客室の広さも十分。その広さときたら…
　１泊１万円で泊まった部屋で、これほど広い部屋があったでしょうか？と思えるほど。室内も綺麗です。更にシャワールームとバスは別で、お湯の出もトイレの水の出も全く問題なく、部屋としては最高点をあげてもいいと思います。（コストパフォーマンスとあわせて）
　予約したのは一番安い部屋ですが、もしかしたらアップグレードしてくれていたのかもしれません。ありがとう、リオ！

　そして朝食についても触れておきましょう。朝食は私の場合、部屋代に元々インクルードされていましたが、幾つかの旅行サイトを見ると、「1300円で朝食付きにできます」とか書かれています。
　ハッキリ云って、別代金1300円を払ってまで、この朝食に拘る必要はありません。近所に幾らでも粥屋とかありますから。
　でもインクルードされているなら、敢えて他で食べるほど、ヒドイものでもありません。
　朝食はバイキング形式で、選択肢は「洋風」「中華」「和風」など、かなりあります。しかも毎日、ビミョーに変わっていて、それなりに頑張っています。「粥」や「中華麺」など温かいモノも揃っていて、味は結構いけます。
　あ、ただ最終日に食べた「和式カレー」は駄目だったなぁ…。子供が頑張って作ったけど、全く味になっていない「残念なカレー」という感じ。あ、そうそう、逆にミニカップのマフィンがかなり美味。
　宿泊者の９０％は中国人で、当然朝食バイキングも周りはみんな中国人…「ああ、昔は日本人もこんな感じだったんだろうなぁ」という感慨に耽る朝食バイキングでした。

　…と、なんだかんだ書きましたが、ホテルに関してはリオは十分及第点です。フロントの対応も素晴らしかったし、コンシェルジュも一生懸命、リクエストに答えてくれました。
ベスト・コスト･パフォーマンスです。評価に5点をつけたのは、あくまでホテルとして。もう一度マカオに行くことがあったら、また泊まるかも…あくまでもホテルとして。