もともとアラル海湖岸(水はもう無い)にある船の墓場への訪問を優先するため、ヒヴァはスルーしヌクスに泊まる予定だったのですが、ネットで見つけたアラル海ツアーを取り扱う現地の旅行業者「イスラムベック・トラベル(Islambek Travel)」がヒヴァに拠点を置いていて、オーナーのムロドベックさんがメール(英語)で「船の墓場ツアー(US$99)の帰着点をヒヴァに変更して、自分たちの宿に1泊する(US$21.5)のはどうか?」という代替案をオファーしてくれたので、これはちょうどいいと思ってセットで予約。
結果、夜と昼のイチャン・カラを見学できて大満足の結果になったので、非常に感謝しています。
イチャン・カラの内部に所在しているので、観光には全く困りません。城内の道を数分散歩すればすぐ観光エリアにたどり着きます。
さほど大きいホテルでもなく、(失礼ながら)特段見栄えするわけではない外観をした宿ですが、旅行業者のデスクを兼ねているだけあって内部は広く、業務用冷蔵庫があるので水やビール等だったらいつでも買えるのが助かりました。
部屋のあるエリアも吹抜けを取り囲むような形に造られていて開放感があります。そして観光エリアから徒歩数分ほど離れているのが逆に幸いして、夜は静かでした。ちなみに今回泊まった部屋はイチャン・カラの内側を向いているのか、その日たまたま開催されていたお祭りの打ち上げ花火を窓から見ることができて大いに感動してしまいました。
ツインルームの室内はやや古いながらもしっかりカードキー式になっており、そこそこ強力なエアコン、冷蔵庫等の必要な設備が一通り揃っていました。個人的にありがたかったのは、室内のコンセントの数が多く、しかも枕元にも設置されていたこと!(寝転がりながらスマホの充電ができるので非常に楽)
バスルームはどうしてもシャワーの水圧の弱さが気になりますが、一応バスタブも付いていました。
サービスは非常に温かかったです。家族経営なのか(昼ぐらいに子供たちが学校から帰ってきてテレビを観てました。なつかしい光景・・・)朝食はお母様と思しき老齢の女性が作ってくれて、ずいぶん品数豊富なのが出てきました。またオーナーのムロドベックさんは前述の通り英語が流暢で、ヒヴァの街巡りやお店の話などについて色々と情報を授けてくれました。
また、チェックアウト時には現金で決済する仕組みだったのですが、手持ちのドルを出そうとしたところなぜかムロドベックさんに「US$20でいいよ!」と言われてしまったのはびっくり。ツアーを同時に注文したことによる割引サービスでしょうか…?
世界各国に利用者がいるのか、フロントの一角にある棚には世界各国から持ち込まれたと思しきお土産がいくつも飾られており、その中には日の丸をあしらった扇子まであったのが印象に残っています。