エジンバラの中心駅ウェイバリーステーションから徒歩5分、ニュータウンにある小さなゲストハウス。老夫婦と何人かのスタッフで経営をまわしている。
個人的に、イギリス滞在中に泊まった宿の中では一番のお気に入り。
エジンバラ旅行の際にはぜひお勧めしたいゲストハウスだ。
☆立地☆
ウェイバリー駅から、ニュータウン側の出口へ抜けて徒歩5分。
ルートは2つあって、?大通り沿いの遠回りルート、?路地裏の細い道で近道ルートのどちらかである。?の方は路地裏すぎてGoogleマップでは表示されない。圧倒的に?の方が近くて便利だが、最初に行く時には?を選択した方が分かりやすいかもしれない。
?の方の道は、日中もあまり人通りがなく薄暗い。危険を感じたことは一切ないが、心配な人は夜は?を使用することをお勧めする。
☆ハウスの構造☆
建物入り口には「エルダーヨークゲストハウス」と書かれた看板がある。ドアはロックされている。チェックインしてからは鍵をもらえるが、初回訪問時には入り口ドア手前の右にあるボタンを押すと、ロックを解除してくれる。
ちなみに、レセプションはグランドフロアにない。イギリスらしくエレベーターもないので、3階分くらいの階段を登る必要がある。スーツケースはスタッフが運んでくれたが、過去のレビューを見ると自力で運ばなければならなかった人もいたようだ。
ただし、階段は広めなのでスーツケースの上げ下ろしはそこまで大変なわけではない。
☆客室☆
宿泊したのはプライベートバス付きの1人部屋。スペースがあるわけではないが、ベッドは広々としたサイズ。セントラルヒーティングは暖かく、洗濯物が干せた。
洗面台、コップ、石けん、紅茶、コーヒー、茶菓子、電気ポット等あり。
木製のクローゼットの香りが心地よい。ソファとテレビあり。ただしテレビの受信状況はあまりよくない。
2泊したが、清掃もしっかりなされており、清潔で快適。
すぐ近くに大通りとバスターミナルがあるので、外がうるさいのだけが玉に瑕。
逆に言えば、夜中でも人通りがあるということで、出歩いても安全だ。
☆バスルーム☆
1人部屋の場合、部屋の中にバスルームとトイレがなく、部屋を出てすぐ隣にあるプライベートバスルームという専用の部屋を使用できる。チェックイン時にこのバスルームの鍵も一緒に渡される。
シャンプー・リンス・石けん・バスタオル付き。歯ブラシ・歯磨き粉はなし。
バスタブはないが、シャワーの水量・温度は快適。トイレも問題なし。
2泊目にはきっちりと清掃がなされていた。
夜中に部屋を出てトイレにいくのは少し面倒だが、この1人部屋とプライベートバスルームはレセプションやダイニングルームのすぐ隣にあるため、安全性に問題はない。
☆朝食☆
フルスコッティッシュが美味しい。トースト、紅茶orコーヒー付き。
なお、朝早い時間だとコンチネンタルのみしか用意できないとのこと。それでもトーストと紅茶だけはサービスしてもらった。
☆サービス☆
チェックイン時間(14時)よりかなり早く着いてしまったが、部屋に入れてくれた。
また「エジンバラは初めて来た」と言うと、観光のアドバイスなどを熱心にしてくれた。
親切でアットホームなサービスがうれしい。
チェックイン後の荷物預かりもあり。
☆まとめ☆
このゲストハウスの欠点は2点だけである。
?レセプションが1階になく、エレベーターもない。
?バスターミナルがすぐ近くなので、夜でもうるさい。
この2点だけが残念だが、それ以外は素晴らしいと思えるゲストハウスだった。
高級ホテルのような完璧なサービスは望むべくもないが、親しみある温かな対応は、旅の疲れを癒してくれる。
駅からの立地も素晴らしく、観光名所のほぼ全てが徒歩圏である。
一人旅でも家族旅行でも、エジンバラに行くならばぜひとも泊まってもらいたい宿だ。