マチュピチュはハイキング感覚! ペルーのドル箱の観光地で暴利を営むところを選んでも仕方ないと心しました。予約サイトの高得点・好評な情報とはかなり違いました。マチュピチュでの星の数は一段低め、料金は高めに見た方がいいのかもしれません。駅とバス停に近いのを理由に予約サイトで高得点の三つ星ホテルを選択。1泊目の朝は朝靄の遺跡へ一番バスで行くため、さらに2泊目は早朝の列車で出発のため、5時台から行動しないとならなかったのです。夏に差し掛かる雨季ゆえ、近いのは助かりました。
駅で旅行会社の担当者と行き違ったものの、場所は、駅から民芸品市場を通り、日本で言う「鄙びた温泉郷の谷川」に出ます。高い橋の上に来ると右に薄緑の建物があり、すぐでした。(地図からは村の地形を把握できていなかったから、坂や階段があるなら、近くて良かったと思いました。)
土産物屋や料理屋の並びにホテルの入り口。レセプション、ソファ、食堂が一部屋になっており、古びて暗い。受付の女性(主人の妻ではない)も愛想がイマイチ。こちらがスペイン語堪能でラテン系の乗りで話してもリマで楽しんだ明るい反応が返ってこない。(村の人たちは都会と違うのかと思うところでした。?!?)
エレベーター無し、階段のみ!クスコから来て「心臓と脚がつらい」と伝え、すぐ上の2階部屋に変更してもらいました。
部屋はこれで3つ星??? 内装が時代遅れな印象で、タイルの床、オレンジ色の壁、光り物のベッドカバー、改装してあるのに冴えないシャワールーム。シャワーは固定型。石鹸(ペルーでは上級ホテルでも固形だった)、なぜか袋入りシャンプーが持参のと変わらない Panteneの上等品。しかし、タオルが使い古しで、雑巾に格下げしたいくたびれ様。フラットTVがあってもケーブルTVの局が限られ、リマで見ることができたNHKなどは映りませんでした。(TVは無くても不自由しませんが。)
狭い村ではまあ、この程度かとコストパフォーマンスに難があつても我慢。(坂道階段を気にしなければ、内装が現代的なホテルもあり、同時期に別の手配で行った友人はリマの2~3倍の高額で宿泊しました。)
一番困ったことは、ネット! 山岳地帯だからか、ホテル設備のせいか、部屋では入らず、「レセプション前なら入る」と言われました。しかし、翌日もフライトの事前チェックインができませんでした。ソファでiPhoneとiPadを使って苦戦していたら、申し訳に膝掛けを貸してくれました。
部屋に暖房機(デロンギ)を入れてくれたのが、雨で濡れた服を乾かすのに役立ちました。
1泊目、夜9時には寝ましたが、窓の外の音が気になり、目が覚めて見てみると、夜中に雨が激しく降って、谷川が轟々と音を立てていました。2泊目はマチュピチュ遺跡に行って疲れたため少しは眠れました。
出発前日夜のうちに支払いを済ませて欲しいとのこと。支払いは現金のみ。受付に「VISA」と記してあるのは何なのか??? 「カードなら、自分でATMに行き現金引き出して来て」と言われてしまいました。
2泊とも4時30分のウェイクアップ・コール、5時には朝食の用意をしてくれました。予約サイトに広告した「ビュッフェbuffet」とは名ばかり。パンとジュース、コーヒーではひどすぎると思うと、あとから卵焼きを作ってくれました。遺跡でピクニックの足しにバナナをもらいました。ミルクが冷たいと指摘すると2日目は温めて魔法瓶に用意してありました。貧弱な朝食には寒気がしましたが、主人が起きて来て、wantan con quezo「チーズ入りワンタンだよ」と言って(当方、日本人ですが...中国語のワンタンをスペイン語のエンパナーダの代わりに使う努力は認めよう!?) 目の前で用意してくれました。スタッフにラテン的明るさの愛想があれば、もう少し楽しい滞在になったのに....!?
ちなみに、マチュピチュ旅行部分はリマで現地手配し、2泊3日と決め、クスコには高山病回避のため宿泊せず、マチュピチュ村(アグァス・カリエンテス)に2泊して正解でした。大型スーツケースはリマのホテルに預かってもらえたので小型キャリー(遺跡には小リュック)のみで来ました。
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Buen viaje!(ブェン・ビアへ「良い旅を!」スペイン語のVとBの発音は区別なく日本語的に発音可)
Boa Viagem より