2006.5.:“ドイツ ライン・モーゼル周遊の旅”
期間 : 2006年5月5日(金)~5月19日(金)15日間
05.15(月) ほぼ晴れ 午後になっても、20℃前後。 151km(通算1611km)
≪Burghotel Auf Schoenburg ブルグホテル・アウフ・シェーンブルク城≫
D-55430 Oberwesel/Rhein
TEL:49(0)6744-93930
http://www.burghotel-schoenburg.de/
33号室(Wehrgangkemenate銃眼のある通路の先にある部屋)に2泊した。
全22室、4星
ライン川側の部屋を予約したので、値段も高い。レセプション横の階段を上がり、多分、教会部分の上にある城主の部屋--長い食卓が備えられ、歴代の城主と思われる人物画が壁に幾つも架けられた広間--を通り抜け、城の城壁に銃眼がくぐり抜かれ、内庭から数メートルの高さにある、木の通路を20mほど行く。
途中のコーナーにはテーブルも置かれて、食事も摂れるようになっている。
右に折れた奥まった所に、“Wehrgangkemenate銃眼のある通路の先にある部屋”の名札がついた、33号室は在りました。
この離れの静かな部屋は、窓からライン川、対岸の丘陵地帯が見渡せて、鉛で丸や格子に縁取られた窓の外はマロニエの赤い花が咲いているのが良く見える。
その内庭にライン川の眺望を楽しむ、テーブルが置かれて、数人の方が、ワインのグラスを片手に談笑している。
部屋の真中には大きな、どっしりとしたベッドがあり、シェーンブルグの昔を描いた絵が架けられ、果物を盛った皿がテーブルの上に置かれて、大変心地よい空間になっている。面白い事にTVや、オーディオが木の棚の中に隠されていて、できるだけ現代を意識させないようにしている。
左手には昔からかな?と思わせる突き出た場所にトイレがあり、がっしりしたドアが付いている。右手の奥に、シャワールーム・洗面所が設けてあり、勿論設備は現代そのもので、快適である。
テーブルの上に、昔の書状のような巻物があり、開いてみると、歓迎の言葉と共に、部屋の番号、城の案内などが、昔の書体(ヒゲ文字:独・英語)で書かれている。
昔はあまりこんな事はして無かったと思うが、ホテルのこの拘り方にはさすが--と感心する。世界中の観光客が、このホテルに泊まりたがるのが、分かる気がします。
ブルグホテル・アウフ・シェーンブルク城はライン川畔に立つ古城ホテルの中でも最も人気の高いホテルと言われる。
シェーンブルク城はロマンティシャーライン;世界遺産の中ほどにあたり、Oberweselオーバーヴェーゼルの町の上にある美しい中世の館である。
中世の黒ずんだ城壁、新しく改築された赤壁の館はその色合いのコントラストが美しい。城の起源は11世紀頃と云われているが、ローマ時代の痕跡も出ているそうである。
1689年のプファルツ継承戦争で侵入した仏軍にこの城は焼き払われてしまう。
20世紀の初め、城が漸く再建され、1957年からホテル・レストランが開業された。
月曜日はレストランが休みだが、宿泊客の為に特別に予約すると、“月曜日メニュー”で食事が出来る。 レストランはゴー・ミョー、アラルとも13点。】
<夕食:Gaststubeガストシュツーベ;Gobelinstubeゴブラン織りの間>
(19~20:30、108Euro)
今夜のレストランは大変シックな部屋である。ギャラリーの様に、小さな野菜などの静物画が部屋の黒光りした壁に架けられ、天井近い上部の白い壁には一角獣(神話上の幻の動物)のゴブラン織りや、城主と思しき人物画が架けられていて、豪華な、落ち着いた空間を創っている。
徐々に席に着き始めた客も様々で、日本人の母と20代の娘の二人も窓際のテーブルに座っている。私共は角の席で、30席全体を見渡せる、気にならない席だ。
今日のメニューは既に決っているので、気楽である。
Schoenburger 3-Gaenge-Menu am Montagシェーンブルグ・月曜日3品メニュー:
最初はシェフのご挨拶:
イタリアパルマ産のハムとメロン。ホウズキが添えてありました。
スープ:葱のクリームスープに燻製の鮭の切り身入れ。
メイン:豚の腰肉のローストに香辛料入りのソースかけ、緑のアスパラ、炒めたジャガイモを添え。
デザート:イチゴを荒引きしたものの中に、自家製ラベンダーアイスを置いたもの。
嬉しい事に、味、質、量のいずれも良く吟味されたもので、大変美味しい料理でした。
飲み物は自家製の食前酒(15Euro)、2005年ラインガウのリースリングワイン;白辛口のハーフボトル(26Euro)。
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