1950年に国賓をもてなす為に開業した格式のあるホテルでした。1991年に建て替えられその時に、「グランドハイアット」グループに参加した模様....。
実は、1980年代後半に、まだ私が貧乏旅行をしていた頃(カオサンの安宿街にしか泊まれなかった頃)、良くこのエラワンを目印にバンコクの街を徘徊した思い出のホテル。
それは、その昔、この側に、日本のデパート「SOGO」や歩いてちょいのところに「大丸」(深田祐介著の「バンコク喪服支店」で有名になった)があったから。
海外にいると「日本の本」を探しまくるという習慣が身についてしまい、良くこの地をウロウロしながら.....昔の「エラワン・ホテル」に涼を取りに(要は涼みに)、ロビーの茶店で一服した記憶があるんです....笑
また、ご存じの通りの、この同じ敷地にある「エラワン廟」は、このホテル建設にまつわるオカルトチックな歴史話に始まり(建設時の事故)、その後(2006年の破壊事件)(2015年の爆弾テロ)等、奇怪な事件が続く場所でもあります。
怖えぇぇ~....確かに昔からこの地に、何かが居る...感じです.....
個人的には、27年前に、ここでお祈りを捧げようと、献花を購入したところ、花売りの娘らに500バーツをボッたくられたという苦い思い出もあります....苦笑
さて、そんな『....いつかはエラワン...』みたいな個人的な思いの強いエラワンに宿泊しました。
今回は、年の瀬:12月31日の晩に、伊勢丹(ZEN)の前で行われるカウントダウン(花火付き)が見やすい事(会場は大混雑して酷いがこのホテルからは自由に観れる)、また、翌日新年早々1月1日のフライトなので(タクシー等の数が少ない)、BTS(モノレール)経由で、比較的、簡単に「スワンンナープ空港」まで行けるという利便性からの選択....
まあ、そんなこんなで今回、利用した30年来の思い出もたくさん詰まったホテルでございましたが....
.....メンテをしながら大切に使われているものの.....やはり.....ロビー、部屋共に、老朽の色が隠せない状態になりつつあります。
.....4つあるエレベーターなんぞも全然来ないで長時間待たされますし、部屋からの窓も、相当薄汚れて、外が全く見れないし.....
最近は、もっと安くて、素敵なホテルがたくさんあるので、よほど特別な事情がない限り.....もう選ばないかなぁぁ......苦笑
そんな滞在でございました。
PS)
14:00になってもチェックインできず、ホテル奢りの(別に飲みたくない)コーヒーを飲みながらイライラしながら待っていたところ、翌朝の朝食が「ただfree」になりました...流石、この辺りは太っ腹!