「ティフィンルーム」でのアフタヌーンティーに加え、念願だったラッフルズ・ホテルに宿泊しました。MRTエスプラネード駅のF出口が最寄りで、白亜のステキな外観を見た途端、期待値はMAXになりました。正面玄関は宿泊客しか通れず、一度チェックインするとベルボーイが顔を覚えてくれているのでスムーズに通されます。ロビーも他の多くのホテルと違って宿泊客しか利用できず、「ティフィンルーム」にも宿泊客だけロビー横の入口から入場できるので、宿泊しているとそこかしこで特別感を感じます。しかしMRTシティ・ホール駅からだとラッフルズ・ホテル・アーケードを通って入るようになるので、キーの受け取りはわざわざ正面玄関から入リ直さねばならず、その点は不便でした。内装は写真で見ていた通り、シックな中にゴージャス感があり、部屋もかなり広く、とても落ち着きます。ウエルカムドリンクはシンガポール・スリングで、部屋の中でゆっくりいただけます。夜寝る前のターンダウンサービスにも感動しました。中でも一番よかったのは翌朝「ティフィンルーム」でいただいた朝食です。ビッフェに加えてオーダーで頼めるようになっていて、エッグベネディクトやフレンチトーストは絶品でした。午後のハイティーは3段トレーのケーキが特色がないケーキばかりでがっかりしたので、この朝食には感動しました。単独で頼むと5000円近くするので、朝食つきの宿泊プランがお勧めです。このホテルのもうひとつのセールスポイントは24時間体制のバトラーサービスなのですが、これは看板だけで、全く機能していませんでした。部屋に日本語の案内状が置かれていて、紅茶の用意をしてくれると書いてあったのにお願いすると自分でやれと言われ、チェックアウトの際は荷物を運ぶとあっても、呼び鈴を押してから30分たっても来てくれませんでした。時間がなくなり結局自分で運ぶ始末で、こういうサービスを含んでの宿泊料金のはずなのに、満足いくサービスは何一つ受けられず、不当に高い印象が残りました。期待していた分ガッカリ度も高く、よかった面もありましたが、結局この点が大きなマイナスイメージになりました。