Bukit Bintangの中心部に建つ21階建て。客室数365、1997年開業。
KLモノレールやMRTの駅から600~700mとアクセスは至便。大型ショッピングモール・Pavilionも近いので買い物や食事も便利。ただ、中心部だけあって周囲の渋滞は激しい。空港からホテルまで送ってもらう際、高速を降りてから20~30分ほどかかった。
一般的な客室はDeluxe Room(40㎡)、Executive Deluxe(45㎡)、Club Executive Deluxe(45㎡)の3タイプ。スイートは6タイプ。一般の客室棟とClub Wing(クラブアクセス付の客室棟)があり、エントランスも別。マレーシアの階数の数え方は欧州式のため、フロントはG階(地上階)、客室は20階(日本なら21階)まである。
今回はDeluxe Twin(40㎡)に3泊。部屋は18階。
40㎡は十分な広さ。ベッドはワイドシングル2台、リビングスペースには椅子2脚とテーブル。デスクとデスクチェアーも。壁掛けの液晶テレビは55型。
バスルームはホワイトマーブル。高級感はあるが、滑りやすいので気を遣う。浴槽の他にシャワーブースも。
冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、バスローブ、スリッパはあるが、ティッシュペーパーはバスルームにのみ。コーヒーメーカーもなく、高級ホテルにしては少し物足りない。無料WiFiも遅い。ミネラルウォーター(750ml)は一人2本。USBポートも2つ。
プールは4階に2つ。ゲストは誰でも利用できるが、ビルの谷間なので眺めがいい訳ではない。
朝食(6:30~10:30)は、1階「The Cobalt Room」でブッフェ形式。洋食、中華、マレーシア料理など種類は十分。エッグステーションは勿論、ナンやカレーがあったり、ヌードル(フォーなど)バーもあるので連泊でも大丈夫。オレンジやリンゴの生ジュースも美味しい。クロワッサンは至って普通。
コーヒーメーカーの1台が故障するも暫く放っておかれた。スタッフの気は利かない。
今回は「世界一安く泊まれるリッツ」ということで選択。確かに高級ホテルの雰囲気は漂うが、タオルは1枚しかなかったし、液晶テレビは動かない。期待を超える驚きはないという以前に、高級ホテルとしていかがなものかという印象。
とはいえ、朝食付きで1万円台前半と、コストパフォーマンスは悪くないので、立地を重視して選択するのも手。
クアラルンプールのホテルは競争が激しく、一流ホテルでもリーズナブルな宿泊料金の所が多いので、ホテル選びは慎重に。