科学的な施設なのだから、先の福島の反省にたった対策をロジカルに説明して欲しい
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- 旅行時期:2025/10(約3ヶ月前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
下北半島 クチコミ:15件
東通原子力発電所PR館 トントゥビレッジ
トントゥなる森の妖精が住む施設という設定がこじつけ気味で気がのらない。メルヘンな世界観が展示の鑑賞の邪魔をする。併設の塔からは遠目に発電所が見えるのだけど撮影禁止で、これもイマイチ興をそがれる。
東通村に原子力発電所を建てると決めたのが1970年、着工が1998年、初臨界が2005年であり、ここも建設に随分長くかかっている。また、横には新しい原発を建設中である。
どのPR施設も原子力の安全をうたっているのだが、ここのものは面白かった。
海に面した東通原子力発電所の防波堤/敷地の高さが13m、大昔からの津波データを分析すると6.5mだったから、13mに設定したらしい。しかし、その後の専門家の再計算でそれが8.8mに変更になったとのこと。
更に福島の事故を受けて10.1m必要なことがわかり、更に更にその見直しでは11.7mの高さが必要となったと言う。でも「13mだから、まだまだ余裕があるから大丈夫ですよ」との動画説明であった(苦笑)。
まあ、普通なら「じゃあ当初の想定と同じく倍の24mの高さが必要なんじゃない?」って思いますよね。
科学的な施設なのだから、先の福島の反省にたった対策をロジカルに説明して欲しいし、安全性を一方的にうったえるのではなく、検証を踏まえた説明が必要と強く感じさせる施設であった。
- 施設の満足度
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2.0
- アクセス:
- 1.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2025/12/22
いいね!:7票
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