古代の人々の生き生きとした暮らしの伝わる和歌集がテーマ、基本展示は無料
- 4.0
- 旅行時期:2025/05(約8ヶ月前)
-
-
by Flocons-de-neigeさん(男性)
飛鳥 クチコミ:5件
明日香村の広い敷地に建てられた観光、歴史研究、見学のための施設です。入り口の道路が妙な具合になっているのは実は村の中心部に通す広い道路を建設していたら、大変な遺跡が見つかってしまい、道路が寸止めになってしまったから。さすがは歴史の宝庫、飛鳥です。施設は駐車場も無料で食事の場所などもあり観光客にも便利です。
施設のテーマは万葉集。現存する日本最古の和歌集です。皇族、貴族から一般庶民まで広く歌われた和歌を集めているため、古代日本の人々の暮らしや感情などを彩り豊かに伝えてくれます。和歌といえばなにか優雅な感じですが、実際には皇族同士で戦われた古代最大の戦乱である壬申の乱など背景には血なまぐさい歴史もあり、学生時代にかじった古文の歌の背景など思い出したり新しく知ることができたりと奥深い展示内容です。
額田王が歌った「あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる」をテーマとした人形劇が観られますが、こちらの歌は天智天皇とその弟で後の天武天皇をの三角関係を歌った歌と言われています。天智天皇の死後、壬申の乱でその息子と皇位を争ったのが天武天皇ですので、なかなかにややこしい。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 5.0
クチコミ投稿日:2025/12/14
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する