2025年シーズンより電気バスに置き換えられました
- 4.5
- 旅行時期:2025/08(約4ヶ月前)
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by kasakayu6149さん(男性)
立山黒部 クチコミ:24件
立山トンネルは黒部ダム建設の資材運搬の切札として造られた関電トンネルと違い、ダム竣工後に「立山黒部アルペンルート」整備、即ち観光用に整備されました。
電気不足解消の切り札として早急に建設する必要があった黒部ダムの資材運搬用に短期間で完成の必要があった関電トンネル(大町トンネル)は時間との戦いの中で破砕帯の湧水に悩まされ、「黒部の太陽」や「プロジェクトX」で有名ですが、実は「立山トンネル」も破砕帯に遭遇し完成には大変な苦労があったそうです。
観光トンネルとして開通当初は普通のディーゼルバスが走っており、トンネル内は排気ガス臭くて大変でした。(昭和60年に体験)
その後、環境保護目的で天井の架線から受電しながらモーターで走るバス「トロリーバス」に置き換えられました。
トロリーバスはカテゴリー上は鉄道に分類されるので、室堂駅と大観峰駅は日本一と二位の標高を誇る鉄道駅でした。
しかし分類上「鉄道」であることが災いし、部品の老朽化と運転者になにかあった場合に安全に停止できるなど安全基準が非常に厳しく他需要が無く後継車の製造が難しいため、2018年にバッテリーバスに置き換えられました。
バスに置き換わったので室堂と大観峰も駅からバス停なり日本一高所の駅では無くなりました。
同じ立山黒部アルペンルートにある「関電トンネル」と「立山トンネル」ですが、「黒部の太陽」の破砕帯との戦いがあまりにも有名なのかややマイナーな存在なのが面白い(可哀想)なところ
両トンネルとも開通までに破砕突破の壮絶な戦いがあったのに、関電トンネルの戦いの方があまりにも有名
2018年に関電トンネルのトロリーバスが廃止される時は立山トンネルトロリーバスは現役なので、今年で(関電トンネルの)トロリーバスが廃止と言う事でメディアに多く取り扱われたのは記憶に新しいところ。
そして2024年に立山トンネルトロリーバスが廃止となり今度こそ日本からトロリーバスが廃止されると言うのに関電トンネルの置き換え時より遥かにひっそりと廃止となりました。
そして2025年は立山トンネル電気バス元年、此ればかりは関電トンネルの二番煎じになってしまうので仕方ありませんが・・・同情を禁じえません(笑)
- 施設の満足度
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4.5
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- 維持管理上仕方ありませんが立山黒部アルペンルートの交通機関の価格は伊達ではありません
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 立山黒部アルペンルートの人気は伊達ではありません
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 大観峰側は立山ロープウェー、室堂側側は立山高原バス乗り場から何方も直ぐ
- 車窓:
- 1.0
- 全線トンネルなので全く楽しめません
クチコミ投稿日:2025/09/23
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