和洋折衷の数寄屋風大邸宅
- 4.5
- 旅行時期:2022/11(約1年前)
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by 万歩計さん(男性)
奈良市 クチコミ:4件
春日大社から下の禰宜道(ささやきの小径)を歩くと志賀直哉の旧居前に出る。直哉が昭和4年から13年までの9年間住んだ家で、設計は直哉自らが行い京都の数寄屋大工の棟梁・下島松之助が建築した。
広い敷地には数寄屋風の家屋と文人好みの3つの庭園がある。家屋には家族の居室の他に食堂、サンルーム、茶室、客間、書斎等があり、台所には最新式の冷蔵庫まで備えるなどの贅を尽くし、当時は売れっ子作家としてかなりの収入があったと想像できる。
また広い食堂とサンルームにはに多くの文人や画家が集い、芸術を語り人生を論じたりして文化活動の核となったことから「高畑サロン」と呼ばれた。
旧居のある高畑町は奈良公園の南に隣接する閑静な住宅街で、趣ある建物や小道があり散策にはうってつけのエリア。近鉄奈良駅から奈良公園を通って徒歩30分足らず。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/12/30
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