マングローブ蟹コースを堪能+自然を守る大切さを考える良い機会に
- 4.5
- 旅行時期:2023/10(約2年前)
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by うりりんとダンナさん(女性)
伊良部島・下地島 クチコミ:6件
マングローブ蟹のお店「蟹蔵」は伊良部島・佐和田漁港近くにあります。
YouTubeで紹介されているのを見て、サバニクルーズとマングローブ蟹のランチを予約していたンですが、朝からあいにくの雨模様。
ちなみに「サバニ」というのは宮古島の伝統的な漁船のことで、「マングローブ蟹」は宮古島で「ガザミ」と呼ばれるマングローブに生息するワタリガニなンだそうです。
こちらのお店の「ガザミ(マングローブ蟹)」は『嵐にしやがれ』で相葉ちゃんとニノも食べたンですよね。
雨が降りやまないので、部屋の中で蟹蔵のご主人・吉浜祟浩さんのお話を聞きながら待つことにしました。
伊良部島で生まれ育った吉浜さんは、子供の頃の伊良部島の海は今とは比べものにならないほど美しかったと言います。
子供の頃に遊び回った入り江や砂浜が恐ろしい勢いで失われているという現実に恐怖を覚え、蟹の存在をもっと広めることで彼らが生息できる環境を守りたい、このすばらしい自然を未来に残すために何か行動を起こさなければならないと感じて、蟹漁師として入り江の保全と蟹の養殖をおこなっているのだそうです。
吉浜さんのお話の中にあった「人間は地球のウィルスなのかもしれない。」という言葉には衝撃を受けました。
観光振興と自然保護ってなかなか両立するのは難しいと思いますけど、観光のために自然を破壊するのはやっぱりダメですよね。
雨が降りやまないので今日のサバニクルーズは中止して、吉浜さんの案内で「島のパワースポットを巡るプライベートツアー」に出かけることにします。
「下地島巨岩(帯岩)」
「潮吹き岩(スーフツミー)」
→ツアーの内容は旅行記に詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。
スピリチュアルなパワースポットツアーの後は、奥さまお手製のマングローブ蟹のコースランチをいただきます。
まずは地元で取れた新鮮なもずく酢と、ガザミで出汁を取った蟹ソーメン。
蟹ソーメンは控えめな味付けですが、蟹のうまみが出ていてとても美味しい。
「マングローブ蟹(ガザミ)の塩ゆで」
カニ独特の風味があって、身は淡泊ですが甘味が感じられます。
甲羅にたっぷりと詰まったカニ味噌には濃厚な旨味と甘みがあるので、カニの身を味噌につけて食べるのが最高でした。
天ぷらは、食用ハイビスカスのローゼル、ゴーヤ、先ほど自生しているのを見たモンパです。こうして地元のものをいただけるのは嬉しいですね。
〆はカニ味噌のリゾット。美味しいに決まってますよね♪
食後のお菓子は「さたぱんびん」。
サーターアンダギーの宮古諸島での名称です。素朴で美味しいですね。
フルーツは「シマヤマヒハツ」。
口に入れてみると小さい実の中に種があり、味は甘みは少なく渋みと酸っぱさがあるので、フルーツとしてはあまり美味しいものとは言えませんが、抗酸化作用のある「アントシアニン(ポリフェノール)」がブルーベリーよりもさらに豊富に含まれているので、目の疲れの回復に効果があるそうです。
ココでしか経験できない美味しい蟹コースを堪能させていただきました。
天候のせいで今回はサバニクルーズは体験できませんでしたが、代わりに自分たちだけでは行かれないような場所に案内していただき、自然を守ることの大切さを考える良い機会になりました。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 5,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 3.0
- 車がないと行かれません
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 4.5
- 観光客向け度:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/11/19
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